新快速 上郡 行き
関西・名古屋地区に在住の方ならば多くの方が知っているであろうJRの新快速。普通列車よりも早い種別の列車ではありますがそれぞれの地区での位置づけの違いがあり、名古屋地区では、快速系統の一種別としての位置づけ(快速よりも停車駅が少ない)ですが、関西地区では競合私鉄との対抗上設定された最速達列車として、停車駅等何度も見直し・追加が行われてきました。ここでは関西地区の新快速について取り上げていこうと思います。関西地区における「新快速」とは、当時の国鉄が昭和45年10月に運行を開始させた種別で、当時は京都~西明石間の運転でした。現在新快速は、敦賀・近江塩津・近江今津~米原~野洲~京都~大阪~西明石~姫路・播州赤穂・上郡間と、福井県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県にまたがる広い範囲で運転されています。最長距離を走行する列車は敦賀~播州赤穂(米原経由)の約276Kmを約4時間かけて走ります(途中の網干駅で敦賀からの編成は切り離されますので、厳密な通しではありませんが・・・)。これは東京からだと静岡県浜松までに匹敵する距離です。現在の車両は、225系と223系車両が使用されており現在は8両と12両混在ですが、2017年3月ダイヤ改正により終日12両となります(夕方ラッシュ時の数本の大阪始発の新快速を除く)。また、開業当初は最高速度が105Km/hでしたが、現在は130Km/hとなっています。これは特別料金をとらない列車では日本最速です。現在の停車駅は 敦賀~(各駅停車)~近江塩津~(各駅停車)~米原・彦根・能登川・近江八幡・野洲・守山・草津・南草津・石山・大津・山科・京都・高槻・新大阪・大阪・尼崎・芦屋・三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川・姫路~(各駅停車)~播州赤穂または上郡 とかなり多くなっています。近江塩津から湖西線経由の場合は、近江塩津~(各駅停車)~近江舞子・堅田・比叡山坂本・大津京・山科となります。使用車両も、運転開始当初(昭和45年)の105Km/hの113系 昭和47年には153系により その後、昭和55年には117系 JR化後の平成元年には221系導入により、阪神・淡路大震災後の平成7年、223系1000番台平成12年には現在の130Km/h運転が開始となり、尼崎の脱線事故(平成17年)により若干の余裕時分が設けられ、平成22年には万が一の時の安全対策も強化された225系現在に至ります。この間最初は京都から西明石間日中のみ6往復の運転から、最大で現在の敦賀(福井県)から播州赤穂・上郡(ともに兵庫県)まで拡大し、運転時間も現在は6時台から深夜の0時台までと大きく拡大しています。日中は多いところで15分ヘッド、朝夕ラッシュ時は最高7.5分の間隔で運転されています。このように様々な改善・拡大により便利になってきた新快速ですが、年々混雑も拡大しています。近年では大阪駅の改良工事による影響で混雑が更に激しくなり、平成29年3月のダイヤ改正では各列車とも終日12両となります(夕方の大阪始発列車を除く)。ちなみに新快速の停車駅の一日あたりの乗降人員を見てみましょう(主要駅を抜粋)。敦賀・・・6730人(2014年)    長浜・・・8940人(2014年)米原・・・9886人(2014年)    彦根・・・21018人(2014年)近江八幡・・・34958人(2014年) 野洲・・・28098人(2014年)守山・・・32044人(2014年)   草津・・・57258人(2015年)石山・・・49192人(2015年)   大津・・・34502人(2014年)山科・・・67824人(2015年)高槻・・・127670人(2015年) 新大阪・・・111512人(2015年)尼崎・・・88250人(2015年)   芦屋・・・56962人(2015年)神戸・・・140408人(2015年)  明石・・・101790人(2015年)西明石・・・63004人(2015年) 加古川・・・46512人(2015年)姫路・・・103420人(2015年)  網干・・・14864人(2014年)播州赤穂・・・7780人(2014年)※米原・京都・新大阪の乗降人員には東海道新幹線の乗客は含めず。各駅乗車人員×2で算出。京都・新大阪・大阪・姫路のようにJR他線との乗換の駅での人員も入る駅もありますが、そうでない駅(高槻・三ノ宮・神戸・明石)でも一日の乗降人員が10万人を超える駅が多くあります。着席狙いであるならば、大阪・京都・三ノ宮・新大阪での入れ替わりで狙ってみるのも良いかと思います。始発駅(敦賀・長浜・米原・野洲・姫路・播州赤穂等)から乗車の場合でも、姫路の乗降人員が10万人以上と多いので、座れなかった場合は次の列車を狙ってみるのも良いのではないでしょうか。本来であれば、新快速停車駅各駅ごとの階段の位置等から必勝法を書きたいところですが、すべての駅で降りているわけではないので、経験則に基づいた一般論で書こうと思います。一般論ではありますが、この方法を使えば使えば何も考えずやみくもに並ぶよりかは座れる確率が格段に上がるかと思います。なんでもそうですが前もっての計画は重要です。あらかじめ乗る列車を決めておけば、それに合わせて早めに駅に行くことができ、早めに並ぶことが出来ると思います。あまりにも新快速の始発の駅から離れている場合は使用できませんが、始発駅から乗ると座れる確率は上がります。関西の新快速の停車駅で始発が多いのは、敦賀・長浜・米原・野洲・姫路・播州赤穂あたりかと思います。これらの駅からの乗車であれば途中駅からの乗車よりも座れる確率は上がります。また平日夕方のラッシュ時に限り、京都・神戸方面とも大阪始発の新快速が数本あるので大阪から乗車の場合は、この始発の新快速の着席を狙ってみるのもアリかと思います。下りの新快速において米原から座れなかった場合は、後発の普通(高槻から快速)に乗車し野洲で下車し、野洲始発の新快速で着席を狙うのも良いかと思います(野洲始発は1時間に1本のため注意は必要ですが・・・)。上記の新快速駅別乗降人員でもお伝えしましたが、また、平日夕方であれば大阪始発の新快速の着席を狙うのも良いでしょう。ただし、大阪駅改札からホームに着いた時に同じ方向に向かう新快速が2本並んでいる場合があり、どちらが始発列車かわかりづらいので注意が必要です(37分発等中途半端な時間に出るのが大阪始発列車です)。電光掲示板で確認しましょう。どこから乗車するかによっても1~3の使える方法が違いますが、これらの方法を使用することにより、新快速での着席チャンスは格段に上がるかと思います。 阪急電鉄等私鉄との競合が激しい環境下で関西の人とともに成長してきた新快速、関西地区の旅にはなくてはならない存在で、混雑は激しいですが、上記のコツをつかめば座席に座りながらのゆったり旅も可能かと思います。特に新快速では、神戸~明石までの須磨海岸の景色が抜群に良く、一見の価値はあるかと思います(舞子付近で、普通・快速の線路よりも高い場所を走るので見晴らしも抜群です)。今回紹介しきれない部分も多いですが、この記事が関西地区、そして新快速の旅の一助になれば幸いです。また違う切り口で新快速を取り上げていける日が来れば、と思います。 © Copyright 2020 子どもの頃の夢をマイルで叶える鉄道の旅. All rights reserved. 現在新快速は、敦賀・近江塩津・近江今津~米原~野洲~京都~大阪~西明石~姫路・播州赤穂・上郡間と、福井県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県にまたがる広い範囲で運転されています。 新快速の茨木駅停車は見送られたようです。 詳しくは、以下の別記事をご覧ください。 ☆jr西日本 2016年春のダイヤ改正(関西編)☆ 高槻駅に一部の特急 「はるか」 が停車!日中の新快速 播州赤穂行きが廃止に・・・ ※2020年1月6日追記※ 新快速 加古川 非常事態発生時の為の緊急用の表示ですね。通常では設定される事はまずありません。 新快速 網干 方向 幕画像 朝ラッシュ時と夕方以降に運転されています。網干行は快速の方が多く設定されています。 新快速 上郡 方向幕画像 大阪から姫路のJR東海道本線(米原-神戸)を利用した時刻表です。発着の時刻、所要時間を一覧で確認できます。大阪から姫路の運賃や途中の停車駅も確認できます。新幹線チケットの予約も行えます。 仙台〜福島 快速仙台シティラビット 福島〜郡山 普通 郡山〜黒磯 普通 黒磯〜沼津 上野東京ライン特別快速アクティーラビット(新設) 沼津〜浜松 普通 浜松〜米原 特別快速 近江塩津・米原〜上郡 新快速 . これらを乗り継ぐしかない。 尼崎〔JR〕から姫路のJR東海道本線(米原-神戸)を利用した時刻表です。発着の時刻、所要時間を一覧で確認できます。尼崎〔JR〕から姫路の運賃や途中の停車駅も確認できます。新幹線チケットの予約も行 …