発熱 定義 平熱

新型コロナウイルスが猛威を振るう今。自粛生活を続けていく中でも、体温の変化に敏感になっている方は多いはず。少し身体が温かいな…と思って熱を測ったらいつもよりちょっと体温が高かった。こんな経験は誰にでもあるでしょう。ですが、「いつもより体温がちょっと高め=発熱した」と考えるのは正しいのでしょうか?発熱しているか・していないか…判断に迷うことも多いと思います。ちょっと体調が悪いとき、熱を測るといつもの「平熱」より少し高かった…。「平熱」とはその名の通り、「平常時の体温」のこと。この平熱よりも少しでも体温が高いと発熱と考える方は少なくありません。ですが、医学的な「発熱」の定義は37.5℃以上のこと。それ以下は発熱とは考えません。また、37.5℃を越えた場合でも38℃未満は「微熱」とされ、「高熱」とされるのは38℃を過ぎてからです。平熱が35℃台の方は、37℃超えればダルさや身体の違和感を覚えるようになるかもしれません。もちろん、医学的な定義がすべての方に当てはまる…というわけではありませんので37.5℃を越えなくても身体の不調がひどいときは無理してはいけません。ですが、37.5℃を越えていなければ一時的に身体が温まっているだけの可能性も高いため、慌てず落ち着いてから再度検温するようにしましょう。 自粛生活が続く中でも、新型コロナウイルスに感染したら…と恐怖を感じている方は多いはず。日々の体調の変化にも敏感になってしまうものです。毎日体温をチェックしている方もいるでしょう。厚生労働省が示す基準によれば、新型コロナウイルス感染症が疑われる条件は一つ「37.5℃以上の発熱が4日間続く」こと。ここでも医学的な発熱基準の37.5℃が採用されています。一方、実際に新型コロナウイルスに感染した方の中で37.5℃以上の熱が出なかった方は半数を超えるとのデータもあります。このような発熱がない方の多くは自身が感染していることに気付かず、周囲に感染を拡げてしまっていることも大きな問題となっているのが現状です。体調管理をするときは、体温だけに注目するのではなく、のどの痛み、咳、ダルさなど他の変調がないかもしっかり把握するようにしましょう。 医学的な基準でいう発熱は上でも述べた通り、「37.5℃以上」です。ですが、実際には、この基準に満たなくても発熱していると考えて病院を受診したり、学校や仕事を休んだりする方が多いのも事実。皆さんが、「発熱」に対してどのような意識を持っているのか、大手体温計メーカーが10~50歳前後の健康な男女3000人以上に行った調査結果をもとに分析してみましょう。 同上の調査によれば、脇の下で測った体温の平均は36.6~37.2℃の間とのこと。この範囲に約7割の方が入る結果となったため、思いのほか、37℃以上が平熱である方が多いとの結果が明らかになりました。以前、日本で主流であった水銀体温計目盛りの多くは37.0℃から赤く表示されていたため、37.0℃以上を発熱と考える方が多い…との説もありますが、37.0℃はむしろ平熱と言ってよい体温なのです。37.5℃以上を発熱と定義する…という考え方も納得がいきますね。この結果に反し、自身の平熱を35℃台であると考える方は少なくありません。ですが、上記の調査によれば、平熱が35℃台であったのはごくわずか。平熱が35℃台であると考える方の中には、正しく体温が測れていない方が大勢いる可能性が考えられます。また、体温は常に一定ではありませんので、気温や体調などによってたまたま35℃台まで下がったときの体温を平熱と思い込んでいるケースもあるでしょう。 同上の調査では、37.0℃以上になると発熱したと考える成人は約半数、小児は4割弱に上りました。一方、医学的な発熱基準である37.5℃以上と回答した方は成人で2割、小児で3割。成人、小児とも「37.0℃以上を発熱」と考える方が医学的な基準を上回った結果となりました。また、発熱したと考える体温と平熱との差は成人では1.07℃、小児では0.96℃とのこと。平熱を低めに考えていると、36℃台後半~37℃台前半でも発熱したと考えるケースも多いことがうかがえます。 体温は、周りの気温や体調不良などだけでなく、様々な条件で変化するもの。身体に変調がないときでも常に一定の体温をキープしている方はいません。では、どのようなときに体温が高くなったり低くなったりするのか詳しく見てみましょう。 私たちの身体はじっとしているときもエネルギーを使って呼吸や消化など様々な活動を行っています。そのため、身体がエネルギーを消費する出来事の後には体温は上昇する傾向に…。食事や運動をした後は体温が高くなるため、健康管理のための検温をするのは控えた方が無難です。 閉経を迎えるまでの女性には周期的な体温の変化が見られます。これは、卵巣から分泌される女性ホルモンバランスの変化によるもの。この女性ホルモンバランスによって女性には「性周期」と呼ばれるサイクルが巡り、約一か月に一回生理がやって来ます。生理が終わってから排卵するまでの約二週間はやや低めの体温、そして排卵を終えて次の生理が来るまで約二週間は体温が0.3℃以上アップするのが正常です。  ヒトの体温は時間帯によっても変化します。これは、体内のホルモンバランスや自律神経バランスの変化によるもの。一般的には、夜間就寝中は体温が低くなり、朝目覚めてから徐々に上昇。そして、日中活動している間の14~18時頃にピークを迎え、また徐々に低下していく…といった「日内変動」が見られます。 ストレスは自律神経の中の交感神経の働きを過敏にします。近年の研究ではそれによって、背中などに多く分布する褐色脂肪細胞を刺激。結果として熱の産生をアップさせ体温が上昇することが分かっています。このような発熱は「心因性発熱」と呼びますが、中には38℃以上の高熱が出ることも。どこも痛くないし熱が出る原因がないのに発熱が続く…そんなときはストレスが原因かも知れませんね。 年齢も体温を決める重要なファクターです。一般的に、体温調節機能が未熟で熱を盛んに産生する幼児期の体温は高め。一方、熱の産生機能や体温保持能力が低くなる高齢者は体温が低くなる傾向にあります。高齢になるほど平熱も低くなり、体調が悪くなっても熱が出にくくなりますので、一概に37.5℃以下だからといって安心することはできません。 医学的な発熱の定義は37.5℃以上。ですが、37.5℃を越えなければ身体に異常がないというわけではありません。なかには、熱がなくても思わぬ感染症や病気にかかっていることは少なくないのです。37.5℃以下でも次のような症状が続くときは放っておかず、できるだけ早めに病院を受診するようにしましょう。 医学的な発熱の基準は37.5℃以上。平熱は思いのほか高いものです。一般的には37℃を越えると「発熱」と思われがちですが、体温は身体に悪いところがなくても運動、食後、ストレス、気温など様々な要因によって上昇するもの。37℃を越えたからと言って慌てずに対処することが大切です。また、37.5℃以上の発熱がない場合でも気になる症状があるときは身体が悲鳴を上げている証拠。症状が続くときは放っておかずに病院を受診するようにしましょう。Copyright © 2020 FreeBit EPARK Healthcare, Inc.All Rights Reserved. 先述したとおり、人間の正常体温(平熱)は人によって異なります。 自分の平熱より明らかに高ければ発熱だということになるのです。ですから、普通は発熱に入らない37℃程度の体温でも、たとえば平熱が36.5℃と低い人の場合は発熱のはじまりの可能性がありますので、すこし様子をみたほうがいいかもしれません。 看護師同士で患者様の状態について話し合うなかで、微熱や発熱、熱発など熱に関する用語は多く聞かれるはず。 このデータから見ても分かるように、37℃越えが平熱の人もいるのです。そのため、「37℃を超えたから発熱だ」と考えるのは安易なことです。 体温に影響を及ぼす4つの因子 . 体温37度は発熱?健康な体温の基準から言えば、37度は平熱の範囲です。では平熱が36度以下の低体温の場合は、何度になったら発熱、高熱と言えるのでしょうか。低体温の体温管理の指標を探ります。 自分の平熱って知ってますか?私は36.5℃と、いたって普通です。しかし、昨今では、平熱が35℃台という、いわゆる低体温の人も増えているそうです。今回は、平熱が低い人の「発熱」とは何度から?また、低体温が招く体の不調や、体温をあげるためにでき ®ç¨‹åº¦ã§ã™ãŒã€ã‚„はり37度の思い込みがあるため、熱が出たと心配してしまうのでしょう。このように37度は平熱として捉えられているわけですが、なぜか日本人は37度は発熱している体温だと思いこんでいる人がほとんどです。37度は平熱であるとは聞いたことがないと言い張る人もいて、少し調べたらすぐ間違いがわかるにも関わらず調べることをしないため正しい情報を知らずに37度は平熱ではないと知識のアップデートをしないんですね。今は情報を簡単に得ることができる便利な時代ですから、正しい知識を得て常に常識をアップデートしていきたいものです。

37.5℃以上を発熱と定義する…という考え方も納得がいきますね。 この結果に反し、自身の平熱を35℃台であると考える方は少なくありません。ですが、上記の調査によれば、平熱が35℃台であったの … このことからも37度は平熱の範囲内であることがわかります。 とは言え、平熱は人により違うので、平熱が低い人の場合は37度でも熱が出ている可能性が高いので、日頃から体温を測って自分の平熱を知っておくことは大切です。 感染法の発熱と光熱の定義