東日本大震災 避難所 食事

暑い日が続く季節となってきたため、脱水や熱中症で体調を崩さないように注意することが必要です。日中に外出するときには、日傘の使用や帽子の着用、日陰の利用などにより暑さを避け、こまめに水分・塩分補給をしましょう。特に、節電・節約を意識するあまり、クーラー等を使わず熱中症になることがないよう、室温をこまめに計測し、28度を目安として、適度にクーラー等を使用することも重要です。また、暑い日に、めまい、頭痛、吐き気などの症状がみられた際には、すぐに医療機関を受診 … 東日本大震災の被災者に提供された食事について 73 県全体 石巻市 実施主体 調査方法 調査対象 避難所数 332 (86%)* 113 (76%)** 調査従事者数 (管理栄養士) 85 31 調査者の所属 県(保健所)、市町、他県 からの派遣管理栄養士、 (社)宮城県栄養士会等 MIN-IRENトピックス2017年8月31日クレジットのない写真は「避難所・避難生活学会」提供昨年の熊本地震の避難所。土間に毛布を敷いている日本の災害対策の問題点を指摘する塩崎さん(撮影・酒井猛) 東日本大震災以降、昨年の熊本地震のように大きな地震が毎年のように起きています。また、豪雨や台風による水害や土砂災害はもはや“非日常”ではなく、“日常”と化したともいっていいでしょう。「大規模災害がいつ、自分の住む町で起きても不思議ではない」-。防災を考えるうえで、まずは根本的な価値観の転換が迫られています。 昨年4月の熊本地震では、建物崩壊の圧死などによる直接死50人に対し、避難生活などが原因の「震災関連死」が180人以上にも及びました。ストレスが多く感染症も発生する避難所や、住民が孤立化する仮設住宅などが原因です。 大規模災害が年中行事のように起きることを想定し、過去の経験を蓄積し諸外国の事例にも学んで、住民本位の避難所をつくることは日本の必須の課題です。 東日本大震災の復興には既に26兆円も使っていますが、多くが震災に便乗した大規模開発のために費やされました。被災者に温かい食事を提供する、避難所に簡易ベッドを導入することに何兆円もかかるわけがありません。災害が起きるたび、場当たり的に対応しているからおかしなことになるのです。イタリアの避難所を解説する水谷さん(撮影・豆塚猛) 持病の悪化や疲労の蓄積、肺炎などの感染症は、避難所を改善することで防げるのではないかと考え、2年前に避難所・避難生活学会を立ち上げました。車中泊で起こりやすい「エコノミークラス症候群」(静脈血栓塞栓症)を防ぐため、弾性ストッキング(血栓を防ぐ医療用ストッキング)の普及も呼びかけています。 当学会で提唱する避難所の改善点を、それぞれの頭文字をとり「TKB」と呼んでいます。「T」はトイレ、「K」はキッチン(食事)、「B」はベッド(睡眠)です。この3つの環境を改善すれば、被災者の疲労感や失望感を減らし、復興への意欲や日常に戻る原動力になります。日本とイタリアの避難所を比較しながら改善点を提案します。 日本の避難所には、工事現場にあるようなひと1人が入るのが精一杯の狭いトイレが大量に届きます。しかし、ほとんど使われていません。排泄はトイレさえあればできる、というものではなく人間の尊厳に関わることです。臭いや音を気にせず、衛生的で落ち着いた環境であってこそ排泄できる。ちょっとホッとする時間とか、リフレッシュするとか、トイレにはそういう役割もあります。 イタリアではトイレとシャワーが一体となったユニットが、数十台も避難所に届きます。トイレのスペースは日本の5~6倍。個室で奥にシャワーがあり、手前には洗面所があります。スロープが付いており、車いすでも利用できます。トイレとシャワーが一体となったユニット。益城町の避難所の仮設トイレ(昨年の熊本地震) 炊き出しが可能な避難所を除き、おにぎりやパン、カップラーメン、コンビニ弁当を配るケースが目立ち、体を壊すのは当たり前です。配られた食事は、そのまま寝床で食べるので不衛生です。 避難所に隣接した場所にテント型の食堂スペースを設け、厨房の付いたキッチンカーがやって来ます。調理師が温かい食事を作り、被災者が集まって一緒に食べます。イタリアのテント型の食堂スペース。奥に厨房機器を積んだトラックが横付けされ調理師が料理していたイタリアの避難所の食事 ただでさえ疲労している被災者が、体調を崩さないためには毎晩ゆっくり眠ることが大切です。ところが現状は体育館などの床に毛布を敷き、狭いスペースでの雑魚寝が中心。仕切りがなくプライバシーも保てません。床の埃を吸い込んでしまうため、感染症にもかかりやすくなります。 1~2家族単位でテントを設営します。テントの中に簡易ベッドを置き、床には絨毯が敷いてあります。エコノミークラス症候群を防ぐため、欧米の避難所はベッドが当たり前です。熊本地震で段ボールベッドを導入した益城町 イタリアには及ばないまでも、できる範囲で避難所の環境を良くしようと、ダンボール会社の私が考案したのが「段ボールベッド」です。東日本大震災のあと、「避難所で凍死された方がいる」と知って試作。間仕切りが付き、プライバシーにも配慮しています。子どもや高齢者でも工具なしで簡単に作れ、15分~20分で完成します。 避難所・避難生活学会が参考にしているのが、アメリカの疾病管理予防センター(CDC)が作成した「災害時避難所環境アセスメントスコア」です。参考までに「避難所における子どもの遊び場」に関する項目を紹介しました。他に「設備」「食事」「医療」など全部で60項目のスコアがあります。日本もこうした基準を設け、避難所の環境を改善すべきです。いつでも元気 2017.9 No.311近くの病院・診療所検索近くの病院を探したい方、住所を入力してくださいお役立コンテンツ〒113-8465
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聞き手・新井健治(編集部) 9月1日は「防災の日」。日本の災害対策と避難所について、 立命館大学特別招聘教授で災害復興学会監事の塩崎賢明さんに聞きました。塩崎賢明さん 立命館大学特別招聘教授 東日本大震災以降、昨年の熊本地震のように大きな地震が毎年のように起きています。また、豪雨や台風による水害や土砂災害はもはや“非日常”ではなく、“日常”と化したともいっていいでしょう。「大規模災害がいつ、自分の住む町で起きても不思議ではない」-。防災を考えるうえで、まずは根本的な … @>� ���(��pww٢z{��f����&ܔ��mV�>�lU�p����QH�����UY;R7�qO=CJ�3d�LR "�4�c�6���I�$�$�Gb����:m����UV�P��H���~:��d��^=�?2amQW�KK�ۗ�R���ٳ;Vo��;R�_O�i�K�?��#qp��� �P��UQ�&gH�-�/�$Vu��v~��� h��Wmk�0�+���$Y�@���0���i�lupT���N��ٝJ��=��t�X� �gB3��YEh )���L��Vdـ��$�r.�d(�!

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