気持ち 感情 心理学

1980年にRobert Plutchikは「感情の輪」を提示した。 これは8つの基本感情と、二点の組み合わせからなる8つの応用感情から成り立つ。 Plutchikはまた、24の「一次」、「二次」、および「三次」の2つのダイアド(2つの感情で構成される感情)を理論化しました。 知って役立つビジネス知識 昨今、スポーツの世界では、身体面を鍛えるだけではなく、精神も鍛えることが重要という認識が広がり、心理学に基づくメンタルトレーニングなどが注目されています。また、心理学は対人関係を良好に保つことに活用できることから、家庭、教育現場、会社、仕事などにも活用しようという人が増えているようです。【目次】まず「心理学」という学問の概略をみてみましょう。大学などのアカデミックな場所で研究されている心理学には「基礎心理学」と「応用心理学」があります。基礎心理学は、人間の心の一般法則を研究し、知識を蓄積していくことを目的とし、観察・実験・調査といった科学的手法を用いて一般的な人間にみられる傾向を解明していきます。 基礎心理学には、ある心理状態の時は脳のどこが働いているのかといったことを研究する「生理心理学」、人間の生涯を通じた心身の成長,発達過程を心理学の理論を背景として研究する「発達心理学」、客観的観察などで捉えられた行動を対象とする「行動心理学」などがあります。応用心理学は、基礎心理学の知見を利用して、実際の社会生活や臨床場面、商業場面などに応用する学問です。さきほど、心理学の種類として応用心理学をご紹介しましたが、ビジネスという現実社会でも相手の考え・ホンネを読み取るために、心理学のテクニックを使っている人がいます。相手の感情を理解する時に使われるのが「観察法」です。「相手を観察」することで、感情の変化や本音を話しているかを見抜くことができると言われています。「観察法」は、対“人”の心理学では重要なテクニックになります。1)顔の表情この6つのポイントに人はクセが出やすいと言われています。特定の感情が出るときのその人特有のクセを観察し、覚えるのです。人は自分と似た人、または似たものに好感を抱く心理が働きます。この心理を利用したものが「ミラーリング」で、具体的には相手の行動やしぐさ、言葉づかいなどをマネることがそれにあたります。「ミラーリング」は、相手との心理的な距離を縮め、好印象を持ってもらうテクニックになります。人はホンネを他人に語るのに躊躇することがあります。その為、語る人を自分ではなく、「一般的な人なら…」「一般的には…」と質問を一般化させて語ってもらう方法があります。これは投影法の1つで「一般論法」などと呼ぶ人もいます。カウンセリングやインタビューなどで用いられるやり方です。人は「小さな頼み事を受け入れると、次の大きな要求も断りにくくなる」という心理メカニズムが働くと言われています。これが「フット・イン・ザ・ドア」と呼ばれるテクニックです。大きな要求を聞いて欲しい時には、小さな頼み事から入っていくとうまくいく可能性が高くなります。当社、株式会社インテージは2018年11月に、「働く人などを対象に、ビジネスシーンにどんな目的で意図的に心理学を使っているのか」の調査を実施しました。今回のアンケートでは、ビジネスのシーンで以下の5つの目的で心理学テクニックを使っているかどうかを聞いてみました。1)相手の気持ちを理解する心理学テクニックといっても簡単にはイメージしにくい為、あらかじめ下記のような例を提示した上で、質問をしました。※ 相手のしぐさや表情、視線の動き、言葉の使い方を観察することで相手の考えを理解したり、相手に覚えてもらう為に最後に印象深いものを提示することも心理学を使ったテクニックの1つです。例えば、「人は嘘を付くときに右上を見る」と言われているので、視線の位置で嘘を見抜く、「物事の最後に起こったことの記憶の再生率が高い」ので、最後に必ず自分の名前と良い印象を与えるようにしているなどは心理学のテクニックと言われています。まず、さきほどの5つの目的で心理学テクニックを使っていると答えた方は全体(n=1,151)の2割程度でした。5つのどの目的で心理学を使っているかを、何かしらの心理学テクニックを使っている人(n=226)で見ると、「相手の気持ちを理解する」「相手の本音を引き出す」など、相手を理解する目的や「相手に好印象を与える」という相手によく思われたいという目的で使われていることが多いことが分かりました。Qあなたは以下のような目的で、どのような心理学のテクニックをお使いですか。できるだけ具体的にご記入ください。年齢別にみると、20代では「相手に好印象を与える」、30代・40代では「相手の気持ちを理解する」、50代では「相手の本音を引き出す」という目的で心理学クニックを使っている人の割合が高いことが分かりました。それぞれの目的別に、こんな心理学テクニックを使っている、という一般の人の意見を幾つかご紹介します。「相手の気持ちを理解する目的」では、「観察法」を使っている人が多く見られます。表情以外にも「相手の目の動き」、「声のトーン」「手の位置」「目線」など、ポイントを押さえて観察していますね。また、「あいづちを打って共感を高める」ことで相手の気持ちを引き出そうという方もいます。「あいづち」は「あなたの話を聞いてます」というアピールになります。このアピールが話している相手の承認欲求を満たし、「あいづち」を打った人には共感を抱く共に、もっと話したいという気持ちにさせる効果があります。より、相手の気持ちを引き出すためには、大袈裟に「わかる、わかる!」と共感を強く示すほうが効果的なのかもしれません。初対面の人でも「笑顔」は警戒心をとき、打ち解けやすくなる(共感を得る)効果があると言われています。これを心理学では「スマイル効果」と言っています。「相手に好印象を与える目的」では、この「スマイル効果(笑顔)」を使っている方が多く見られました。「明るい印象」という初頭効果を狙って服やあいさつにも気をつけているようです。また、相手の言動やしぐさなどをマネる「ミラーリング」も好印象を与えるために使っている人が見られます。中には「スマイル効果」「あいづちをうつ」「ミラーリング」という3つを組み合わせて、好印象を与える効果を狙っている人も見られます。1つの心理学テクニックだけではなく、複数を組み合わせる、というのもより効果を上げるには有効かもしれません。「相手の本音を引き出す目的」では相手から話したくなるような「沈黙」や「合いの手」のような会話技法が使われているようです。「沈黙」という間を作ることも相手に話させるためのテクニックとして使えそうですね。また、「ホンネとタテマエを織り交ぜる」というテクニックを使っている人も見られます。相手の意見を「そうですね」と肯定したあとで、「しかし…」の後に自分の意見を述べる、「YES・BUT法」というテクニックが使われています。相手から見れば、まずは「YES」と自分の意見を肯定されたので好感を持ちます。その上で、「BUT」として挙げられた意見なので好意的に受け止めやすくなると言われています。仕事で何か無理な仕事のお願いする時に使えそうなテクニックですね。それ以外にYes・Noの二者択一の質問など、相手の回答を限定させて「誘導」するテクニックが使われているようです。回答の範囲を限定することは「誘導」のテクニックとして使われることがありますが、相手も誘導されていることに気がつきやすいので、使い方が難しい誘導のテクニックになります。<名前やニックネームを強調><会話を印象付ける>「相手に覚えてもらう目的」では、「名前を印象付ける」「会話で印象付ける」など、具体的な心理学テクニックよりもこうすれば覚えてもらいやすくなるという経験則のテクニックで対応しているようです。ビジネスを行う上で、相手との交渉に難航したり、「相手の方が何となく苦手…」と思ったりすることはありませんか。心理学テクニックを駆使すれば、円滑に相手との交渉を勧めたり、自分の思うことを相手により理解してもらえたりすることがあるようです。今回の分析は、自主企画のインターネット調査のデータをもとに行いました。本レポートの著作権は、株式会社インテージが保有します。本レポートの内容を転載・引用する場合には、「インテージ調べ」と明記してご利用ください。【転載・引用に関する注意事項】※転載・引用されたことにより、利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。生活者の “いま” と、マーケティング・リサーチのトレンドやノウハウを知ることができる情報サイトです。 楽しみながら、生活や仕事をちょっと豊かにするヒントが得られる記事をお届けします。Copyright © 2017 INTAGE Inc. All Rights Reserved. 寂しい心理と原因は? 男性と女性の差と 孤独な気持ちを埋める方法は? 寂しいという感情は 誰しも感じたことがある 感情なのではないでしょうか。 孤独を感じやすい 寂しがり屋な人は どんな心理や感情が 隠されているのでしょ・・・

心理学で感情を動かす方法「情動感染」? 相手の感情を動かす「情動感染」とは? 人間は単独では非常に弱い生き物で誕生した時から集団生活を送ってきた生き物です。 見えない気持ちを炙り出す(iat(潜在連合テスト)の仕組み)について 「心理学ミュージアム」は、心理学に関わる職種の方だけでなく、心理学に興味のある方、心理学関係の進路を考えている中学生、高校生にも興味を持っていただけるものを目指しています。 人間関係において、相手の考えていることが分かればいいのにと思ったことはありませんか?実は、相手の仕草から心理を読み取る行動心理学という研究があります。この記事ではどんな仕草の時に、どんな心理なのかについて紹介します。今日から周りの人の仕草に注目してみましょう。 嫉妬の感情は誰もがもっていて、人間である以上避けられないものです。しかし嫉妬心はネガティブな感情でしかなく、この負の感情を常にもちながら生きていたりするといつも心が不安定で暗い気持ちになりやすいのです。またその嫉妬から相手を不幸にしたいと思うのです