日本 化石 種類

▼日本で発掘された恐竜 ※恐竜だけでなく、首長竜や翼竜も含みます。▼福井県や兵庫県が多いですが、その他にも多くの地でみつかっております。更新日: 2018年05月14日 日本から世界に生息するウミガメの種類はウミガメ科とオサガメ科の2科だけ!細かい分類だと6属7種のみ!沖縄や日本各地で産卵するウミガメは意外と多い?絶滅したアーケロンなどの巨大亀も含めて全11種を見分け方のわかる画像と一緒にピックアップしよう! フクイサウルス・テトリエンシス フクイティタン・ニッポネンシス (2010年に正式登録された新種)

日本でも真珠や珊瑚が採れることは、多くの人がご存知でしょう。これらの宝石は海で採れるものです。海に囲まれた日本だからこそ、強みのある宝石とも言えます。しかし日本にはサファイアのような正真正銘の鉱石も採れるということをご存知の方は少ないですよね。まずはどのような宝石が日本で採れるのか、多彩な宝石たちを紹介していきます。まずは珊瑚です。珊瑚は白からピンク色、赤色、そして血赤珊瑚という色の濃い赤色の珊瑚があります。特に価値が高い血赤珊瑚は日本が産地です。高知県沖、小笠原諸島、五島列島、奄美大島などで採れ、世界的にも日本産の珊瑚は高く評価され有名です。田崎真珠や宝石のミキモトなど世界に誇る真珠ブランドを持つほど、日本の真珠はとても有名です。特に真珠の養殖を成功させ質の良い真珠を供給できるようになってからは、日本が世界に誇る真珠の輸出国です。真珠を計る単位が「匁(もんめ)」であることも日本が一大真珠産地であることが分かりますね。水晶は日本古来から親しまれてきた宝石です。1千年前には日本で水晶を採掘しており、水晶の加工品も盛んに作られていたそうです。あまり知られてはいないのですが、日本の国石は珊瑚や真珠ではなく水晶です。今でも多くの場所で水晶を採ることができます。翡翠は古事記にも記されているほど、日本では古く長い歴史があります。翡翠にはジェダイト(硬玉翡翠)とネフライト(軟玉翡翠)があり、日本ではネフライトと共に価値の高いジェダイトも採れます。琥珀は鉱石ではなく樹液が化石化した、植物由来の宝石です。日本でも昔から琥珀が採れていて、古くは縄文時代に装飾品として身に着けられていたという記録が残っています。今でも9000年前の琥珀が日本で採ることができ、琥珀専門の博物館があるほど日本の琥珀は有名です。日本ではかつて、水晶とトパーズが同じものだと考えられていました。ある時水晶だと思っていたものが、トパーズ(黄玉)だということが分かり、トパーズの産地はかなりの利益を上げたといわれています。しかしその後トパーズは採りつくされたのですが、今でも稀に大きさの十分な価値のあるトパーズが見つかっているようです。アメジストの産地はブラジルやザンビアが有名ですが、日本にもかつてアメジストの鉱山がありました。今ではもう採れなくなっていますが、それでも稀にアメジストの原石が採れることはあるようです。残念ながら価値のあるものはほとんど出ませんが、鉱物好きな人の間では人気があります。カメオの原料にも使用される瑪瑙は、世界各地で産出されます。そして日本にも瑪瑙が採れる場所があります。日本では古くから勾玉などに加工されていた記録があり、瑪瑙は日本人にとって大変身近な宝石の1つだといえるでしょう。マラカイトは日本でも昔はよく採れていた鉱石で、日本名をクジャク石と言います。日本ではかんざしに加工されている時代もありました。またマラカイトは大変硬度が弱いため、割れやすくかつては浮世絵の顔料としても用いられたことがあります。残念ながら鉱脈は尽きてしまったため、今では商業用の採掘は行われておりませんが、今でも小さなマラカイトなら採れる地域があるようです。現在ジャスパーの主な産地はインド・中国・ロシア、そしてアメリカやオーストラリアです。ジャスパーは日本名で碧玉と言い、日本でも昔から親しまれてきました。ジャスパーは産地によって石に含まれる内包物が違うため、様々な色が存在します。主に茶系統の色が多いのですが、日本で採れるジャスパーのほとんどはレッドジャスパーという赤碧玉です。日本ではもう激減してしまいましたが、昔はかんざしや根付、帯飾りなどの装飾品として好まれていたそうです。ベリル(緑柱石)は色によって名前が変わる鉱物です。色の違いは石の中に含まれるミネラルの違いによって生まれるのですが、ベリルの中には高価なエメラルドやアクアマリンなども含まれます。そして極小さいアクアマリンは日本でも採れることがあり、今でも鉱物ハンターの心をつかんで離さないようです。柘榴石としても知られる赤い宝石「ガーネット」は比較的、日本で発見しやすい鉱物です。宝石クラスではないものの、日本全国で見つかるため身近な宝石とも言えるでしょう。日本で採れるガーネットは赤みの濃い「アルマンディン」が多く、国産のガーネットを使ったハンドメイドジュエリーもよく販売されています。フローライトは日本名で「蛍石」と言います。蛍石と言われる所以は、フローライトが光にあてると蛍光色に光るという特性を持っているためです。紫外線に当てても光ることはありますが、その性質はブラックライトをあてることによって更に際立ちます。宝石加工するようなフローライトは日本では採掘されませんが、工業用途に使用されることが多いようです。また産地では発掘体験など、観光資源の1つとしても有効利用されています。美しいトルマリンはブラジルが主な産地です。しかしトルマリンは宝石ではなく、実は工業用に利用されることの多い鉱物でもあります。よく家電製品などに「トルマリン効果」などと謳っている商品を見かけたことはないでしょうか?マイナスイオンを発生する効果があるため、いろいろな分野で活用されているのです。そして日本でも生産量は少ないながら採掘されます。ただ産出量が少なく宝石としても価値が低いため、特に多く採掘されることはないようです。淡いピンク色の可愛らしいローズクォーツは、恋愛運に効果が高いといわれ女性に人気のパワーストーンです。日本では紅水晶や紅石英と呼ばれることもあります。主な産地はブラジルやマダガスカルですが、日本でも他の珍しい石と比べると比較的見つかりやすい鉱物です。宝石の中でも高い人気を誇るサファイアも日本で採れることが分かっています。質の良いサファイアの産地はミャンマーやカシミールです。しかしながら極少量ではあるものの、日本でもサファイアが採れる場所があります。そしてサファイア採掘体験などもあるようですよ。さて日本でも珍しい鉱物が採れることが分かったところで、一体どこに行けばレアな宝石と出会えるのかをここから紹介していきます。新潟県糸魚川市は翡翠の産地として有名な場所です。糸魚川市を流れる小滝川ヒスイ狭では残念ながら、翡翠の採掘は禁止になっています。しかしいくつかの翡翠は川から海へと流れだしており、親不知海岸では毎年翡翠探しイベントが開催されています。岩手県久慈市は国内有数の琥珀産地です。琥珀は化石の一種ですから、琥珀の採掘現場にはなんと他の化石群も見つかる場合もあるようです。久慈琥珀では、白亜紀の地層を掘り琥珀を採掘するイベントが不定期で開催されていて、親子連れに大変好評です。福島県石川町では、いろいろな鉱物が発見されており石川町のホームページには今まで発見された鉱物のリストが表示されています。その種類なんと20種類!水晶やガーネット、稀にアレキサンドライトやエメラルドまで見つかるそうです。福島県の南会津郡ではフローライト、ガーネット、紫水晶(アメジスト)などが採れます。かつてはフローライトの産地として蛍鉱山もあったのですが、今では閉山しており入山禁止になっています。しかし、有料になりますが私有地の人に許可をもらうと入山し採掘することもできるようです。今でもフローライトは良く見つかるため、鉱物好きの人に人気のスポットになっています。久慈川流域は、かつて瑪瑙鉱山があったほど瑪瑙で有名です。今でも河原には瑪瑙原石が転がっているので、週末や長いお休みになると瑪瑙を探しに来る人が絶えないようです。中津川は昔からいろいろな鉱物が採れる、鉱物産地として知られています。今や価値の高いレアアースも少しながら発見されるそうです。その鉱物の多くは水晶やトパーズ、ガーネットで、子供向けに鉱物を標本するイベントなども不定期で開かれています。田上山は古くから水晶の産地として有名な場所です。水晶やトパーズが大量に採掘されたそうですが、日本人にはトパーズの価値が分からず、明治時代にトパーズの多くが海外へと運ばれたそうです。また極わずかですが、アメジストも発見されることもあります。奈良県香芝市はサファイヤが採れることで有名です。二上山ではサファイヤやガーネットを探すことができ、毎年夏休みに子供向けのサファイヤ発見イベントを行っています。日本にもまだまだ眠っている鉱物を求めて、鉱物ファンの方々が日本全国の産地を訪れているようです。もしかしたら?という一攫千金の夢もありますよね。鉱物にはなんとも言えないロマンが詰まっています。しかしどこでも採掘していいというわけではありません。ここからは鉱物を採取するときの注意点をまとめますので、鉱物採取に興味のある方はくれぐれもルールに沿って行うようにしましょう。鉱物の産地には採取禁止区域があります。まだ鉱山として商業用に使われている場所もありますし、閉山していても私有地になるため、どこでも入って良いということにはなりません。多くの場合「立ち入り禁止」という立て看板等が表示されていますが、知らない土地ではまず入って良い場所かどうか確認するようにしましょう。そして鉱物を採取する際には、採取許可を取ってください。例えば誰もが拾いに行けるような大きな河原など、特に採取許可がいらない場所ももちろんあります。しかし鉱物が採れる場所のほとんどが私有地のため、土地の所有者に許可を取る必要があります。また商業用の場所では採掘が有料な場所もあるため、覚えておきましょう。日本の鉱物の産地はほとんどが美しい景観地です。山の中や渓谷など開発が進んでいない地域がほとんどですから、手つかずの自然が残っています。その美しい自然を外部の人間が入って汚してしまうことは許されません。ゴミのポイ捨てや勝手に植物を持ち帰るという迷惑行為は絶対にやめましょう。日本で少量とはいえ、宝石が埋まっていることは事実です。もしかしたら誰も掘り返していないだけで、まだ眠っている未発見の鉱物もあるのかもしれません。しかし日本では宝石採掘など大々的に行っている場所はあまりありませんし、国産の宝石もほとんどお目にかかれないのが現状です。その理由は人件費だといわれています。日本で鉱物を採掘するには人件費がかかりすぎるため、ビジネスとして成り立たないというわけです。よく考えてみると主な宝石の産地として思い浮かぶのは確かに人件費の安いミャンマーやブラジル、アフリカの国々ですよね。日本産の宝石がないわけではなく、ビジネスとして成り立たないため探さないという納得の理由もあります。日本産の宝石は真珠や珊瑚だけではないことが分かりました。もしかしたらまだ見つかっていない、純度の高い宝石が眠っている可能性も確かにあるのです。そう考えると、鉱物ハンターのロマンが少し垣間見えますよね。興味がわいた方はぜひ長期のお休みの時に、注意点を守り鉱物ハントに出かけてみて下さいね。〒060-0062RITZ GLANDEの日々の活動を見ることができます