壬生 義士 伝 雪組 感想

雪組公演「壬生義士伝」全体の感想! 石田作品×新撰組というと、望海主演でも上演した「誠の群像」のイメージが強いですが、今回は浅田次郎原作の「壬生義士伝」の舞台化ということもあり、基本は主人公の吉村貫一郎の物語が描かれます。. 雪組の壬生義士伝って番手が分かりにくくないですか?アーサが2番手に見えます。(嬉しいですが)あとカチャの出番が少なすぎます…一種の番手ボカシのつもりだったんでしょうか。 雪組大劇場公演『壬生義士伝(みぶぎしでん)』を観劇しました。原作は浅田次郎氏による歴史小説。前回、宝塚で上演された浅田次郎氏の作品『王妃の館』がコメディー作品だったのとは真逆に人間の息吹を感じる小説です。2002年にtvドラマ化され、主人公 こんにちは! 初めてss席で観劇してきました!!!初のssが雪でよかった〜 と言っても7列目のss最後列で、実は運良く「casanova」を8列目センターで観ていたので、初めて!!!感は思ったより薄かったです笑 贅沢ですね。 本題の「壬生義士伝」の感想です。 本日2019年5月31日(金)雪組『壬生義士伝』『music revolution』宝塚大劇場初日観劇してきました。とり急ぎ、印象に残った組子の感想です。まず…

!って感じ 雪組「壬生義士伝」新人公演の感想を書いているのですが、今回はキャスト個人個人がよかったのはもちろんなのですが、役と役が作り上げる場面、その間で生まれる芝居、作品がよかったのかなあと感じ … 皆さん、壬生義士伝という小説は読みましたか?壬生義士伝(みぶぎしでん)は浅田次郎さんが書いた時代小説です。これがもう最高すぎて、どうにかまだ読んでない人に読んで欲しいと思ってキーボードを叩いています。以下、長い長い読書感想文です。 !全体感想がこちらから雪組『壬生義士伝』感想キャスト別ざっくり感想吉村貫一郎/望海風斗地味で真面目だけど愛情深く、自分の実力と信念を持ってして、動乱 ☆★☆★☆ランキング参加始めました! 雪組公演「壬生義士伝」観劇レポです。 だいきほ初の夫婦役、絡みは少なくてもしっくりくる、呼吸が合う。ふたりがこの2年近くで積み上げてきた絆が結実した思いです。 ~原作 浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫刊)~脚本・演出/石田 昌也 今日は全体についてのざっくりした感想です。 !という不思議な感動も覚えました。笑 この舞台の「説得力」を見て、改めて今の雪組の凄さを実感した蒼汰なのでした。 次はキャスト別感想へ!! 明日はもう雪組『壬生義士伝』の千秋楽ですね…早いなぁ。キャスト別感想、さっくり行きましょう! 雪組の壬生義士伝って番手が分かりにくくないですか?アーサが2番手に見えます。(嬉しいですが)あとカチャの出番が少なすぎます…一種の番手ボカシのつもりだったんでしょうか。 今日は、前回の記事にひきつづき雪組さんの感想記事を。お芝居「壬生義士伝」のキャスト別感想にさくさくっと参りたいと思います。お芝居とショーどちらもざっくりと書いた感想はこちらです(こちらもネタバレなしです)。本人が真面目だからか、こういった真摯ながら朴訥とした人物が非常に似合いますね。南部弁(でよろしいのかしら)の本物(ネイティブ)を聞いたことがないのですが「こういう感じの言葉なんだなあ」と想像できるくらいナチュラルで。 彼の人柄について詳しく描かれているわけではないものの、新選組に入隊してもみんなに慕われるような人柄だと端々から感じられるのは、彼女の芝居心の為せる技なのでしょう。「ほんまええ人やなあ、幸せになってほしいなあ」と思わせてくれる素敵なキャラクター造形でした。 設定上殺陣のシーンも多い今作ですが、だいもんの動きはとても美しくて。縣千くんと稽古をつけるシーンでは、かなりの速さの竹刀を上手に受け止めていて、さすが和物の雪組!と思わされました(縣くんもすごいんですけどね)。 また、咲ちゃんとの関係も非常に良かったと感じました。「凱旋門」を除き、だいもんと咲ちゃんはワンツーでかなり濃い間柄を演じている印象がありますね。タイプが違う二人だからこそ、性格の違いもわかりやすいですし。 出番がほとんどなく…。しづだけではなくみよを演じたのも納得できます。とはいえ出番こそ少ないですが、どちらも家族(あるいは吉村)を慮ったゆえの行動を取るいじらしさは共通していて、それをまたきぃちゃんは素敵に演じていました。南部弁と京都弁、どちらも操るのはなかなか大変だったと思いますがナチュラルにこなしておられて、さすがだなと。 特にしづのシーンはどちらかというと幸せではなく辛いシーンが多くて、ホロリとくるタイミングも…。健気に遠く離れた夫を待つというのは心身ともに大変だっただろうな…。美味しい役、だと思いました。だいもんとの関係性は、まるで「ひかりふる路」のロベスピエールとダントンのように諭すものでもあり。しかし「ファントム」のエリックとキャリエールのように庇護するものでもあり。竹馬の友といえるからこその、吉村の清廉さを守るためのあの言葉は非常に美しく感じ、ホロリときました。 母親への態度(行動)、言葉では厳しいことを言っても友である吉村を気遣い、影からサポートする優しさ。(過去の)想い人であるしづへの、吉村がいない間守ってあげたいと思う心などなど…。正直、作中で一番好きなキャラクターです。専科から出演のカチャちゃん。メインキャストと絡むことはなく、ひたすらに物語を負うストーリーテラーの役。時代を超えたストーリーテラーというと、宙組で早霧せいなさんが主演された「殉情」を思い出します。 原作では描写があるのかもしれませんが、作中では吉村と当時絡んだというお話は一切ありません。娘であるみつちゃんが持っていた写真に「一緒に写っている」という事実がセリフの中で語られるのみ。その上でその時代を生き、そして生き残ったという人物を演じるのは大変だったと思います。 お話から浮かないようにしないといけませんし、さらに作中で芝居として語られない部分も想像できるように伝わるような話し口で演じないといけない、さらにそれをただ言うだけではなくてあたかも自分が体験してきた(その場にいないことも多かったでしょうが)ことであるかのように語らなければならない…と、ストーリーテラーという役割は難しいと言われることがよくわかる役だと思いました。が、私はそれを見事にこなしているように見えまして、佇まいのロイヤルさも相まって(そこは関係あるのか)満足度高かったです。本当にカチャちゃんはNYに行ってからすごく深みが出たな…と感じます…!明日海りおさんご贔屓。在団中は花組を中心に観ていましたが、今はゆるっと全組観劇。明日海りおさんご贔屓。在団中は花組を中心に観ていましたが、今はゆるっと全組観劇。 雪組大劇場公演『壬生義士伝(みぶぎしでん)』を観劇しました。原作は浅田次郎氏による歴史小説。前回、宝塚で上演された浅田次郎氏の作品『王妃の館』がコメディー作品だったのとは真逆に人間の息吹を感じる小説です。2002年にTVドラマ化され、主人公・吉村貫一郎を渡辺謙が演じ、2004年の映画化では中井貴一。どちらも日本を代表する演技はの俳優さんですね。そんな情報だけを得て観劇しましたが、長編小説を1時間半あまりの枠の中でわかりやすく立体化した作品でした。主演の雪組トップスター・新選組では「守銭奴」「出稼ぎ浪人」などと言われながらも、常に妻と子供を思い「義」を貫いて生きている人間の姿を心に響く演技でみせてくれました。もちろん相手役の吉村貫一郎の幼馴染・大野次郎右衛門の良い芝居でした。この記事では雪組公演『壬生義士伝』観劇感想を作品としての魅力をメインにお伝えしてます。  ↓↓【関連記事】『Music Revolution!』の感想はコチラ   作品の主な時代背景は幕末(1853年から1869年)ながら、作品の冒頭は明治時代。場所は鹿鳴館からはじまります。鹿鳴館に集う人々が、この作品の主人公・吉村貫一郎と縁ある人達であったことから、吉村貫一郎の思い出を語りはじめ、いわばこのシーンの登場人物達が作品の語り部(?)、案内役のような役を担っていました。その物語の案内役が以上の方達です。こういう形式では軸になっている、吉村貫一郎が生きた幕末での芝居(物語)をさえぎらず邪魔せず、そしてセリフで語るべき点はしっかり語らなければいけないので、むずかしいのかなぁ・・・と思いましたが、カーテン前や銀橋でのこのメンバーの芝居は自然な流れで幕末とリンクしていました。中でも斎藤一、池波六三郎は主軸の幕末にも登場する人物なので、時代毎の演じ分け・・・ちょっと注目です。   望海風斗さん演じる吉村貫一郎は、愛おしく思っていた、しづ(真彩希帆)を嫁に迎えるものの、武士とは名ばかりで盛岡の貧しい暮らしの中では妻子を養えず、盛岡藩を脱藩。京へ上り、新選組に入隊します。吉村貫一郎は剣の腕は北辰一刀流免許皆伝。お金のために人を斬ると口にしたり、新選組内でのイザコザをもとに斎藤一をゆすったり・・・。いや、こいつなんやねん!と突っ込みたくなる、宝塚ファンがイメージする主役が演じるような役どころではないのです。でも、彼が「お金」ばかりを口にするのは、心底妻子を思っていることがわかると、実に切ない思いに包まれました。日本人は「お金」を口にすることを、あまり良しと思っていないのは、おそらく現代でも幕末でも同じでしょう。下品で卑しい。そう思ってしまうところがあります。しかし吉村貫一郎は「卑しい」と言われることは全く気にもとめない様子で、少しでも稼ぐこと、そのお金で妻子を楽にさせることをまず第一に考えているのです。  吉村貫一郎が脱藩して新選組への入隊を決心したのは、妻・しづが3人目の子供を宿して口減らしのために自ら川に身を投げたことがきっかけでした。口減らし。言葉としては知っていますが、貧困さが拡大していると言われる現代でも「口減らし」という言葉は異次元の存在でしょう。あっ・・・、家族が増えれば、食料を賄えないという時代があったんだ・・・。それが伝わってくると、背筋が寒くなる思いも同時に湧いて、リアルに伝わってくると切なく悲しくもどかしくなりました。宝塚で度々作品の題材にとりあげられている新選組。時には沖田総司、また別の作品では土方歳三。あらゆる人物をヒーロー化して、宝塚作品にふさわしくかっこいい人物像に描かれているものです。・・・が、『壬生義士伝』の主人公・吉村貫一郎は、あくまで一人の人間としてリアルに描かれていました。それでも宝塚的な要素を失わずにいるのは脚本・演出の石田昌也先生の手腕なのか、望海風斗というトップスターの人間らしさなのかはわかりません。石田作品の中には「そのセリフをタカラジェンヌに言わせるのか?」的にあまりにもリアリティなセリフに逆に興ざめしたことが多々ありますが、この『壬生義士伝』に限ってはヒューマンドラマを感じ、リアリティなセリフも違和感を覚えることがありませんでした。すみれ子個人としては、石田作品の中ではナンバーワンかもしれません。 すみれ子さん、こんにちは。壬生義士伝、気に入られたようですね。おとぼけ男爵さんコメントをありがとうございました。実は今回の雪組公演は観劇中も、そして観劇後も「かんがえさせられる物」が多すぎて、書いたりまとめたりすることができないでいました。「義」って文字で書くと「ふーん・・・」って感じです。でも観劇された方、お一人お一人の心の奥に「何か」を残してくれる作品であったことは間違いありません。ショーはそんな思いを吹き飛ばしてくれるような、かっこいい雪組、歌えるコンビの心があらわれるような歌声を楽しめる作品でしたね。お芝居とショーの2本立て、宝塚ならではの世界だからそれでも救われるます。また、ゆっくりとショーも思い出してみますね。