メタル ギターソロ ランキング
「メタル・ミュージックとは何か?」なんてなかなか哲学的な問いかけであり、あのバンドはメタル、このバンドはメタルじゃないけどこの時期はあながちそうでもない、ハードロックとヘヴィ・メタルの違いとは何か、なーんて細かく分析していくとキリがありません。ここでは「どこからどう見てもコレはメタルだ」と分類される演奏におけるだいたいおおまかな傾向を見て、この分野で特徴的な演奏方法や求められるサウンドがおおむねどんなものなのか、どんなギターが求められるのかを考えていき …

このギターソロを聴けば心も体も超 … amass.jpが「歴代最高のハードロック/メタル・ギタリスト TOP50」という記事を掲載していて、結構多くの方が読んでいて、たしかに面白いのですが、やはりこの人が1位なの?というやや疑問を感じた件です。この「歴代最高のハードロック/メタル・ギタリスト TOP50」はアメリカの米ラウド/メタル系サイトloudwireが発表したもので、詳細はこちらでご覧いただけます。僕の方ではまずは11〜50位までの気になるギタリストをチェックして、次にベスト10について僕の方で思っていることを書こうと思いますが、1位のギタリストは結構意外でした。というか、この人はハードロックかもしれないけど、ヘビメタじゃないよねという感じですね。それでは11位から50位の中で気になったギタリストとYouTubeでライブ動画をチェックしてみましたよ。Contentsディオの初代ギタリストで、今はデフ・レパードのギタリストであるビビアン・キャンベル。ディオのファーストアルバムを聴いた時に、線が細い感じはするけど、テクニカルなギタリストを見つけてきたなあというのが印象でした。とても上手なギタリストです。 日本では相当影響力のあるギタリストであるマイケル・シェンカーが26位というのは、ずいぶん評価が低いなあと思いましたね。僕も、この人はそれほど縁のある人じゃないし、UFOからマイケル・シェンカー・グループのファーストがいい感じでしたけど、その後はあまり聴いてないです。イメージとしてはどんどん変人になっていく感じ。このライブの動画は、ドラムがコージー・パウエルです。 僕は今ギタリストでこの人が一番好きです。ものすごく上手だし、パワフルだし、ただの速弾きギタリストじゃないし、素晴らしいです。この人も評価が低いのは残念ですなあ。動画はDream TheaterではなくてLiquid Tension ExperimentのAcid Rain。 演奏の質の高さは半端ないです。この人の素晴らしいギターソロが聴けるアルバムは、それとDream Theaterのこのライブ。こちらはライブアルバムの傑作じゃないかというくらい僕は好きです。 この順位も意外です。リッチー・ブラックモアのハードロックへの貢献はものすごく高いと思うんですけど、まあ、アメリカではそれほど人気のある人でもないですし、今は彼女とぬるい音楽をやってるというのもこの低位なのかなというのが率直な感想です。リッチーのベストプレイについてはこのブログでも前にご紹介をしていて、やっぱりライブ・イン・ジャパンのハイウェイスターがなんといっても素晴らしい。 すいません。この人知らなかったので、調べたら、メガデスのギタリストなのですね。メガデスは、僕の世代だとスラッシュ・メタルは聞く機会がないということもあって、知りませんでした。9位がクィーンのブライアン・メイはヘビメタじゃないけど、ハードロックのギタリストとしては順当な結果でしょうね。ただ、名演というのはないかなあ。ボヘミアン・ラプソディのソロは好きですが。8位がジェフ・ベック、6位がクラプトン、3位がジミー・ペイジという結果ですが、この3人はこのジャンルに含まれるギタリストじゃないです。このランキングはおかしいですね。まあ、100歩譲って、ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンがハードロックに含まれるますが、ギターのテクニックを示す人ではありませんから、これはおかしい。やっと納得できるランキングです。この人がエディ・ヴァン・ヘイレンとともにハードロックやヘビーメタルという音楽にテクニカルな部分を大いに取り入れた人だと思います。エディやランディ・ローズが出現する前は、ハードロックのギターのうまい人というと、リッチー・ブラックモアレベルだったのですが、この人達が出現したことでテクニック的に一気に上がった感じがします。僕はミスタークローリーのソロが本当に素晴らしいと思います。 全くこの人のこと知りません。すいません。調べると、元パンテラで、元ダメージプランのギタリストということですが、全く知らないということもあり、おすすめのソロもご紹介出来ないので、ここはスルーということでm(__)m当然の結果というか、80年代以降のハードロックギターを牽引してきたのは、この人なので、まだまだ評価が低いです。1位でもいいくらい。彼の本当にすごいプレイは、先日発売されたライブが本当に素晴らしい。並みのギタリストは全く彼の足元にも及ばないということがよーくわかります。 トニー・アイオミの2位はメタルギタリストという点では納得出来ます。この人が偉いのは、常にブラック・サバスの一員ということから離れたことがないということです。なので、ブラック・サバスは名曲はあるけれども、これ、トニー・アイオミの名演と思えるソロがどうしても思いつきません。なので、個人的に好きな曲である、ネオン・ナイツ、ヘブン・アンド・ヘルの動画をご紹介。Neon KnightsHeaven And Hellそして1位はジミヘンでした。ジミヘンはこのランキングは、タイトルにも書いた通りおかしいです。まず、この人はヘビメタじゃないですからね。ただ、この人の影響力はものすごいのですが、それでも世代的にはエリック・クラプトンやリッチー・ブラックモアといったもう少しで70歳になろうという人たちへの影響であって、僕らの世代以降だとそれほど影響は受けていないと思うのです。ただ、ギタリスト的には実に革新的だし、インパクトもありました、たしかに。あと、ストラトキャスターの音色はあれは絶対にジミヘンでしか出せない音で、本当にすごいと思うのです。それは認めますが、それでも1位というのは疑問をかんじてしまいます。すいません、最後の最後でケチをつけました。ファンのかた、ごめんなさい。この記事が気に入ったら著者:あまちゃん、ドリーム・シアターが好きな元Webマーケッター。