田渕ひさ子 ジャズマスター 改造

— Uri (@secretspotband) 英国のシンガーソングライター、エルビス・コステロ氏もジャズマスターを愛用しています。ギタリストというよりも、作曲家やアーティストとして注目されているプレイヤーと言えるコステロ氏ですが、ジャズマスター以外にもアコギやテレキャスターやストラトキャスター、レスポールやエピフォンカジノなど色々と使ってきた中でシグネイチャーモデルのエルビス・コステロモデルを作ったのはジャズマスターでした。ジャズマスターは、ギターを弾きながら歌うギターボーカルには特に人気のエレキギターと言えますね。ウォルナットボディの渋い見た目がコステロ氏にバッチリ似合っています。テレキャスターやアコギを持っている印象が強いUKロック界の重鎮、トム・ヨーク氏はジャズマスターも愛用しています。トム・ヨーク氏が長年、使用しているのはバインディングドットのジャズマスターなことから恐らく、1965年製でしょう。トム・ヨーク氏所有のヴィンテージ・ジャズマスターの塗装はリフィニッシュしたという説がありますが、非常にレアなアッシュボディという説も海外の掲示板では論争がありました。また、画像のオリンピックホワイトの個体はフェンダーUSAのアメリカン・ヴィンテージ65ジャズマスターですが、2000年代から導入されたと言われていますね。やはり、ギターボーカルに人気のジャズマスターです。 米国のロックバンド、ウィルコのギタリストであるネルス・クラインもジャズマスターの愛用者です。1959年製のフェンダーのヴィンテージ・ジャズマスターを長年使っていますが、ブリッジはチューニングの安定性が高く弦落ちの少ない特殊なサドル形状のマスタリーブリッジへと交換改造していますね。また、ネルス・クライン氏はジャズマスターの他にジャガー使いでも有名ですが、こちらもフロントピックアップをチャーリー・クリスチャンタイプへと交換しています。動画を見ると分かるように、個性的でトリッキーなプレイもお手の物ですね。妻は米国で活動する音楽ユニット、チボ・マットの本田ゆかで、元々は日本人ですが今は米国に帰化されています。ネルス・クライン氏はジャズバンドも結成し、そこでは、米国のカスタムギターメーカーBilt GuitarsのS.S.Zaftigという、ホロウボディのジャズマスタータイプのエレキギターを使っていますし、過去にローズウッドジャズマスターなるギターを制作してもらったりとジャズマスターへの愛は相当に深いですね。 ↑の画像はローズウッド・ジャズマスターを持つネルス・クライン氏です。今となってはジャズマスターと言えば、オルタナティブ・ロックの代名詞のようになっていますが、最初に人気が爆発したのは、ベンチャーズを筆頭にサーフミュージックシーンのアーティストの使用者が増えたことが原因でした。ベンチャースと言えば、モズライトの印象ですが、ビグスビーのような緩やかな音の揺れを狙ったヴィブラートユニットやP-90のような幅広タイプのピックアップなど共通点もあるエレキギターとも言えますね。 オークションサイトでの落札学を見ると、$75000となっていたので、日本円にすると約800万くらいでした。ここからはジャズマスターを愛用する日本人ギタリストを紹介します。現在も精力的に活動するLUNA SEAのギタリスト、INORANはフェンダーカスタムショップ製ジャズマスターを愛用しています。なんと、日本人としては珍しくフェンダーカスタムショップからシグネイチャーモデルが発売されているんですよ。INORAN氏所有の1959年製のヴィンテージ・ジャズマスターを元に造られたINORANモデルですが、テンションを稼ぎチューニングを安定させる、バズストップバーが付いているのが特徴ですね。 今や大ヒット曲連発のシンガーソングライター、米津玄師もジャズマスターを愛用しています。しかも、なんとフェンダーカスタムショップ製のINORANモデルを愛用しているようですが、ファンなのでしょうか? ロックバンド、ブランキージェットシティのギターボーカルのベンジーこと浅井健一氏も少し風変わりなジャズマスターの愛用者でした。ベンジーと言えば、グレッチなイメージがありますが、なんとジャズマスターにグレッチのピックアップであるフィルタートロン・ハムバッカーが搭載されています。フェンダージャパン製のEシリアルなので80年代のフジゲン製と思われるジャズマスターをベースに改造されているようですね。上記の記事の続きが読みたい方はギター・マガジン、逆襲のジャズマスターをどうぞ! ロックバンド、ジ・オーラル・シガレッツのギターボーカルである山中拓也氏もジャズマスター愛用者です。元々はテレキャスも使っていたそうですが、動画でも語っているようにテレキャスには無い音の太さを求めてジャズマスターにも手を出したそうですね。リフモノ、カッティング、アルペジオなどなどフェンダーらしい綺羅びやかなトーンながら、どこか柔らかで太さのあるトーンはギターボーカルにはやはりピッタリと言えるでしょう。  お笑い芸人のくっきーさん、実はギターが凄い好きでバンドも組んでいたりします。しかも、ギターコレクションにヴィンテージギターがあったりと、素人とは思えない位に音楽に熱いお笑い芸人なんですよ。そんな、くっきーさんもジャズマスターを所有しています。ネットで話題になっていたので、拾ってみましたよ。    ジャズマスターの使い手— タカヤ (@clossclock7605) ガールズポップバンド、サイサイことサイレントサイレンのギターボーカルの、すぅこと吉田菫氏もジャズマスター使用者です。元々、アーティスト活動前はモデルとしても雑誌などで活躍していたようで、スタイル抜群ですね。ですが、学生時代からアニメ「けいおん」やマキシマムザホルモンなどのコピーをしていた時期もあると言われているので、ただのモデル上がりのバンドマンでは無さそうです。男性でも女性でも細身のスラッとした立ち姿にマッチするエレキギターでもあるのかな?と思わされました。すぅ氏愛用のジャズマスターは、ホワイトのAmerican Vintage 65 Jazzmasterです。他にも、テレキャスターやフェンダーから発売されているシグネイチャーモデルはテレキャスターだったりもします。ギターボーカルには、テレキャスターとジャズマスターは本当に人気が高いエレキギターですね。 日本のガールズロックバンド「ねごと」の女性ギタリストである沙田瑞紀氏もジャズマスター使用者の一人です。沙田瑞紀氏の愛用するジャズマスターはフェンダージャパン製のクラシック60sですね。ブリッジ部はマスタリーブリッジをつけたりバズストップをつけたりと改造していたようですが、現在は従来のブリッジに戻しムスタング用サドルを乗せることに落ち着いたようです。ジャズマスター以外にも、ムスタングやゼマイティスなど個性的なギターの愛用者でもあります。2018年には、OKAMOTO’Sのギタリストであるオカモトコウキ氏と結婚が報じられましたね。  エモいロックバンドとして、人気を博したバンド「ナンバーガール」の女性ギタリストである田渕ひさ子氏は1965年製のヴィンテージ・ジャズマスターを愛用しています。海外のオルタナティブ・ロックやグランジ系ギタリストと同様に、繊細なトーンと轟音ギターをジャズマスターでかき鳴らす姿のギャップに未だに根強いファンが多数いるギタリストです。ナンバーガール解散後も、ギタリストとして精力的に活動してますね。ちなみに、ネックプレートには「おびらメロン」のステッカーを貼るというお茶目な面もいいですね。  (現在工事中、続きが気になる方はブクマなどして頂けると嬉しいです。)

この記事では田渕ひさ子さんの使用ギター、エフェクター、アンプについて解説していきます!NUMBER GIRL TOUR 2019-2020 『逆噴射バンド』@Zepp TokyoのYouTube配信ライブの興奮が冷めやらぬとこですが、このライブで使われていた機材を中心に紹介していきます!向井秀徳の衝撃(笑劇?)パフォーマンスに話題が集まっていますが、ギタリスト 田渕ひさ子もキレキレのプレイとサウンドでめちゃくちゃカッコよかったですね!…笑ちなみに、向井秀徳の機材も紹介していますのでこちらもぜひ読んでください!それではさっそく解説していきます!田渕ひさ子の使用ギターと言えば、1965年製FENDER JAZZMASTER ですね!田渕ひさ子が福岡時代から一貫してメインギターとして使用する、正に愛器というべきギターですね。激しいピッキングによる傷跡が歴史を醸し出しています。傷のつき方すらカッコいいですね…ジャズマスターは改造して使うギタリストが多いですが、田渕ひさ子はほぼオリジナルの状態で現在まで使用しているそうです。音の特徴としてはギターマガジン2019年9月号でこう語られていました。ジャズマスターってジャキっとしたイメージがあるかもしれないけど、私はまろやかな印象を持っていて。ストラトみたいに音が直線的に飛んでいく感じじゃなく、ふわ~って上から降ってくるイメージなんです確かに、先日のライブでも向井秀徳の音は前に張り出しているのに対し、田渕ひさ子の音は攻撃的でありながらも、少し遠くから聞こえるような、独特な質感をもっていました。この奥ゆかしいギターサウンドがバンドアンサンブルに立体感をもたらす要因なのかもしれませんね。彼女がさまざまなミュージシャンに引っ張りだこな理由は、この個性にあるのかもしれません。この他にも1962年製ジャズマスターを使用しているほか、toddleの「shimmer」のPVでは黒いマッチングヘッドのジャズマスターも使用されていますね。個人的に、田渕ひさ子ボーカルめちゃくちゃ好きなんですよね…キュンとしますね。Zepp トーキョーー!!田渕ひさ子さんはツイッターでよく使用機材を紹介してくれるのですが、先日のライブ後にも使用機材の写真がツイートされていますね!(ファンとしてはめちゃくちゃうれしい)この写真に写っている機材を接続順に紹介していきます!KORGの定番チューナーですね。安いですが、シンプルなつくりと頑丈さでプロにも多くの愛用者がいるチューナーです。筆者も使用していますが、とても使いやすいのでおすすめです!田渕ひさ子と言えばこのブルースドライバーですね!今回のライブでは改良が加えられている技クラフトシリーズのものが使用されていますね。使用しているメインアンプの音がでかすぎるため、常にオンにして音を下げるために使用されているとのことです。アンプと併せて基本的なサウンドをつくる、田渕ひさ子のボードの核となるペダルといえるでしょう!こちらはNUMBER GIRLベーシストの中尾健太郎がアンバサダーを務めているアースクエイカーデバイセスのクリーンブースターですね!歪み系のエフェクター前に置いて歪みのチャンネルを一つ増やす様な目的で開発されたぺだるで、音が怠く暗いネックピックアップや、歪み系エフェクター使用時の音の切れを良くする為にも効果的だそうです。田渕ひさ子さんは基本的にネックピックアップしか使わないそうなので、相性がよかったのかもしれませんね!ライブでも要所要所で音をブーストさせるために使用されていたみたいです。こちらも長く使用されている愛器の一つですね!クローンのケンタウロスです。歴史的な名機で、これを再現しようとしたエフェクターが近年も多く出ていますが、田渕ひさ子が使用しているオリジナルの人気はいまだにすさまじく、市場では高値で取引されています。それだけ価値のある音がするということなのでしょう。田渕ひさ子さんはこのペダルをサウンドの「大・中・小」の「中」として使用しているようです。ライブ中の使用頻度もかなり高いエフェクターですので要チェックですね!↑20万円超えてますね…笑最近はこのいわゆるケンタウロス系ペダルの中でも評価が高いSick As Overdriveも使用しているみたいですね。こちらはなんと田渕ひさ子シグネチャーカラーのアースクエイカーデバイセス・Plumesですね!!Earthquaker Devicesから発売されているPlumesに、わたくしが好きな色を選んでツマミも選んだ、田渕ひさ子限定カラーが出ます!めちゃくちゃかわゆーーい!音はガツンとくるガッツのある歪みです!アースクエイカーデバイセスの中でも非常に評価の高い歪ペダルです。オーバードライブ兼ブースターとして「大・中・小」の大で使われている、ペダルだと思われます。シグネチャーカラーを作ってしまうほどですから、近年のペダルの中でも特にお気に入りといえるでしょう!その次にはテープでぐるぐる巻きにされたループボックスにつながっていますね。残念ながらメーカーはどこかわかりませんでした…こちらのループはおそらく上段のコーラスとリバーブにつながっており、スイッチを押すと両方オンにしたサウンドになる仕組みの様です。田渕ひさ子さんはこのほかにもワンコントロールのループボックスも使用しているみたいです。こちらはボスの技クラフトシリーズのコーラスです。先ほどのループ内に繋がれているようです。「鉄風鋭くなって」や「TATOOあり」などのヒヤリとした印象的な音はこのペダルによるものです!NUMBER GIRLの怪しい雰囲気を醸し出すためには必要不可欠エフェクターかもしれません。最後につながれているのがBOSSのリバーブRV-3とRV-6ですね!RV-3はディレイモードに設定されているようです。NUMBER GIRL後期の曲ではダブっぽいフレーズも多く飛び出しますので、そのようなフレーズに深くかけて使用されていみたいですね!田渕ひさ子さんはBOSSのディレイやリバーブの派手で、わかりやすくキラキラしているところが好きなんだそうです。メインのジャズマスターと同時に入手して以来ずっと使い続けられているのが、74年製マーシャル1959 Mk.2 Super Lead 100 とオレンジ製OR412キャビネットのセットです。ジャズマスター+マーシャル+オレンジは長くにわたって彼女を支えてきたシグネチャー・セットと呼ぶべきものでしょう。この田渕ひさ子3点セットは、カッコよすぎますね…アンプはクリーンに設定しているそうです。音がかなり大きいアンプの様で、BD-2で音量を押さえて、ケンタウロスで歪を加えて基本の音を作っているようです。また、チャンネルリンク(インプットとインプットをつなぐテクニック)も昔から利用しており、太い音をだす秘訣だそうです。なかなか個性的な使い方をされており、音に対するつよいこだわりを感じます。いかがでしたか?田渕ひさ子さんの2019年最新版の機材を紹介してきました。わからない機材もありましたが、今後わかったら追記していきますのでチェックよろしくお願いします! 地方在住ギター歴10年以上の20代。働きながらまったりバンド活動してます。最近DAWを購入して、本格的に宅録も始めました。ロック全般が好きですが、最近はneo soulが気になってます。 地方在住ギター歴10年以上の20代。働きながらまったりバンド活動してます。最近DAWを購入して、本格的に宅録も始めました。ロック全般が好きですが、最近はneo soulが気になってます。