メディア 下地 皮脂
あなたにピッタリの化粧下地はどのタイプ?肌悩みや肌質に合わせてメディアの豊富なラインアップから肌映え下地を選び、自分がなりたい肌を作ってみませんか? 目次. セザンヌの皮脂テカリ防止下地も ... 肌が乾燥しやすくて鼻まわりの皮がむけたりして. 30代からの肌悩みを解決するプロ集団「朝、バッチリメイクをしてきたのに、ランチの後に鏡を見ると顔がテカテカでびっくり…」ただでさえ時間がない朝、もう少し眠りたい気持ちを我慢してテカリ対策をしても、お昼にはもう鼻の周りがテカテカになってしまうと、やるせないですよね。ハリツヤ研究所が運営しているインスタグラムで、投稿を見てくれている方に「日中の顔のテカリが気になるかどうか」をアンケート調査してみると…なんと全体の約70%もの方が、日中の顔のテカりに悩んでいるという結果に…!悩んでいるのは自分だけじゃないと分かると、ちょっと安心ですよね^^;ただ、安心したところで、テカリの悩みは消えません…。そこで注目したいのが、ドラッグストアやデパートで売られている、皮脂によるテカリ・化粧くずれを防ぐ化粧下地。(※以下、この記事では「皮脂・テカリ防止下地」と記載。)この記事では、そんなガッカリ感をもう味わわないために、雑誌やSNSで人気商品と紹介されている皮脂・テカリ防止下地12種類を、本当に使って効果を独自調査!皮脂・テカリ防止下地を朝に使った状態で、ランチ後のメイク直し前にあぶらとり紙でどれだけの皮脂が出ているのかを確かめる実験を行いました。12日間の検証結果から、本当に皮脂やテカりを防いでくれた最強の化粧下地がどれなのか、ランキングで紹介。皮脂・テカリ防止下地を使った、皮脂くずれを防ぐためのメイク方法も紹介するので、これを読めばきっと、日中もテカり知らずな清潔感ある肌に見せることができますよ!それでは、さっそく参りましょう!目次石原さとみさんのCMでもおなじみの「プリマヴィスタ」や、雑誌やSNSで話題のプチプラコスメブランド「セザンヌ」など……さまざまなコスメブランドが、皮脂くずれやテカリを防ぐ化粧下地を発売していますね。たくさんの皮脂・テカリ防止下地の中から、「本当にテカりにくい化粧下地」を見つけるのって難しいし、「本当にテカらないの?」と疑いたくなってしまいますよね。結論からいうと、本当にテカりにくくなる化粧下地は存在します。上にあげた左側の写真は、皮脂やテカリを防ぐ化粧下地を使わずにメイクをした日の、午後1時ごろの鼻。皮脂を分泌しやすい部分なので、鼻の頭を中心にテカリが出てしまっています。ですが、右の写真は、左の写真と同様に、別日の午後1時ごろに撮影したもの。皮脂やテカリを防ぐ化粧下地を使うと、油分が多い感じやテカリが気にならないのが、わかりますよね。実は、右の写真は、このあと紹介する皮脂による化粧くずれやテカリを抑える化粧下地を、朝、ファンデーションをつける前に塗るだけで、こんなに印象が変わるんです…!この記事では、テカりが気になる方が実際に使ってみて、「本当にテカりにくかった化粧下地」がわかるだけでなく、よりテカりにくくするメイクの仕方も一緒に紹介していきます。皆さんもこの写真のように、日中もテカりにくい、さわかやな肌を手にいれましょう!気になるテカリや、Tゾーンからたくさん出る皮脂による化粧くずれ。これらの悩みを解決するには、メイクの最初に皮脂を抑えたり、吸い取ったりしてくれる機能を持つ化粧下地を使うことが大切です。テカリや化粧くずれが目立たなくなる化粧下地は、以下の3つの選び方に注目して選んでくださいね。これら3つの選び方を守って選べば、テカリや化粧くずれが気にならない肌に見せることができますよ。テカリの出ている肌は、皮脂が普通よりも多く出てしまっている状態。皮脂が普通よりも多く出る理由は以下のように、大きく2つに分かれます。テカリの原因になる皮脂は、肌表面にもともと多くあったり、乾燥から肌を守るために多く分泌されたりします。これら2つが起きるのは、生まれつきの肌質が関係してきていて、それぞれのタイプごとに選ぶ化粧下地が変わってくるんです。ここからは、2つの理由別に選ぶべき化粧下地を紹介していきますね。キメが整ってサラリとした健康的な肌は、肌の水分量と皮脂の量がバランス良く保たれている状態。ただ、中にはもともと皮脂の分泌量が多い肌質である「脂性肌(オイリー肌)」の方もいます。肌質が脂性肌(オイリー肌)の方は、肌の水分と油分のバランスは良く、みずみずしさはあります。ですが、普通肌の方よりも水分や油分が肌の表面に出る量が多いため、肌がテカって見える原因に…。また、混合肌タイプで、おでこや鼻周りのTゾーンだけテカりやすいという方も、テカリが出る理由は上と同じ。Tゾーンは、もともと頬やあごよりも皮脂腺が多く、皮脂が出やすい部分なので、テカリが出やすいんです。以下の項目に当てはまる方は、肌の表面にある皮脂量が多いタイプなので、皮脂の分泌を抑えたり、皮脂を吸着したりする化粧下地を選びましょう。皮脂の分泌を抑える・皮脂を吸着する成分も、下に主なものをまとめてみたので、化粧下地を選ぶときの参考にしてくださいね。また、化粧下地の中でもオイルフリータイプのものを選ぶのもおすすめ。「乾燥肌なのに、なんでテカるの…?」と疑問に思ってしまいますよね。これは、肌を乾燥から守るために肌が皮脂を大量に出すことが原因。乾燥した肌は水分も油分もどちらも足りていない状態ですが、その少しの水分をこれ以上逃がさないために、肌がいつも以上に皮脂を分泌してしまうんです。乾燥肌の方が脂性肌用のスキンケアや化粧下地を使ってしまうと、より肌を乾燥させてテカリをますますひどくさせてしまいます。そのため、乾燥肌でテカリが気になる方は、テカリの原因である乾燥を防ぐために、保湿成分が配合されているタイプの化粧下地を選びましょう。化粧下地に含まれる主な保湿成分を挙げてみました。また、テカリが気になる部分にだけ、皮脂を吸着してくれる部分用の化粧下地を使うのもおすすめです。乾燥肌でテカリが出る方は、くれぐれも乾燥するところに皮脂を抑えたり、吸着したりする成分が入った化粧下地は使わないようにしてくださいね。化粧下地の本来の効果は、「化粧のノリを良くする」こと。そのため、「肌を保湿したあと、ファンデーションをつける前」に使います。ですが、最近の化粧下地には本来の下地効果のほかに、以下のような効果が一緒になっているものもあるんです。どうせ使うなら化粧下地に上で挙げたような効果を求めたい!という方に、ぴったりな化粧下地の選び方を解説しますね。UVカット効果もある化粧下地には、日焼け止めのように紫外線を防ぐ成分が配合されているかどうかを見極めることが大切。まず、紫外線を防げる化粧下地かどうかを確かめるには、化粧下地のパッケージに「SPF」や「PA」という文字があるか見てみましょう。SPFやPAという文字は、紫外線の中のUV-A波とUV-B波を防ぐ強さを、数字に表したもの。なので、SPFやPAという文字がついている化粧下地なら、紫外線を防ぐ効果があることがわかるんです。また、紫外線を防ぐ効果をもたらす成分は、紫外線吸収剤または紫外線散乱剤の2つ。これら2つの成分が入った化粧下地なら、UVカット効果も期待できる化粧下地だといえます。紫外線吸収剤・紫外線散乱剤の違いの簡単な説明と主な成分を、下の表にまとめてみました。もし、本当にUVカットできる化粧下地なのか気になる方は、表と成分表示を見比べて紫外線を防ぐ効果をもたらす成分が入っているかどうか確かめてみてくださいね。特徴成分例特徴成分例敏感肌タイプの方や、肌荒れ中の方はUVカット効果がある化粧下地の中でも、紫外線散乱剤を使った化粧下地を使うのがおすすめですよ。カラーコントロールと聞いても、ピンとこない方もいるのではないでしょうか。カラーコントロールとは、簡単にいうと肌の悩みに合わせて肌色を整える効果のこと。そのため、カラーコントロール効果のある皮脂を防ぐ化粧下地を使えば、テカリを防ぎながら肌色を整えて理想の肌に近づけることができるんです。カラーコントロール効果のある化粧下地には以下のような色がついているので、肌の悩みに合わせて色つきの皮脂防止化粧下地を使うことをおすすめします。色の種類と、その色がもたらし肌色を整える効果について、下の表にまとめてみたので、自分のなりたい肌に近づける色を選んで使ってみてくださいね。ピンク血色を良く見せる効果ブルーくすみやすい肌に透明感を与える効果グリーンニキビや赤ら顔などの顔の赤みを抑える効果イエロー暗く見える肌をパッと明るく健康的な肌に見せる効果パープル黄ぐすみしがちな肌色に明るい透明感をもたらす効果オレンジクマやたるみなど顔の影が気になる肌に明るさをもたらす効果ここまで、皮脂によるテカリを出にくくする化粧下地の選び方を紹介してきました。ですが、化粧下地ってファンデーションと同じくらいたくさん種類があって、どれを選ぼうか悩んでしまいますよね。雑誌で紹介されていたり、@cosmeでの口コミ評価が高かったりするのはもちろんのこと、そこで、ハリツヤ研究所ではそんな皆さんの悩みを解決するために、人気の皮脂・テカリ防止下地10商品を実際に使って、その実力を比較してみました!今回検証した商品は、以下の10個の化粧下地と、実験の内容は以下の通りです。また、検証実験に協力してくれたハリツヤ研究員Yさんは、混合肌タイプで、特におでこと鼻周りの皮脂くずれやテカリが気になる肌質。実際に使った人にしか分からない、それぞれの下地の、「本音の使用感」もあわせて紹介していきますね。ビオレUV 化粧下地UV 皮脂テカリ防止タイプは、顔を紫外線と皮脂くずれから守ってくれる化粧下地。皮脂をコントロールする成分が配合されているので、テカりやすい方やベタつきが気になる方におすすめなんです。ジェルタイプのテクスチャーで、みずみずしい使い心地。乾燥もテカリも両方気になる!という方にぴったりの化粧下地です。テカリを抑える効果を持つ下地としては、あまり耳にすることが少ない商品だったので半信半疑でしたが、こんなにテカらないとは…!「皮脂コントロール成分=パウダー感」みたいな印象があったんですが、これは本当にみずみずしい使い心地で乾燥が気になりません。ファンデーションを重ねると浮かずに密着する感じがあるので、お昼を過ぎてもファンデーションがピタッとして見えました!@cosmeでは評価が埋もれてしまっていますが、もっと色んな人に良さを広めたくなる化粧下地だと思いました^^草花木果 テカリ知らずは、植物の「麻」が持つ高い吸収力を活かして、皮脂や汗を吸い取ってくれる化粧下地。テカリ防止パウダーが、日中分泌される皮脂を吸い取って、サラサラな肌を保ってくれますよ。顔に伸ばすと、肌の表面に薄い膜を張ったように、汗や水でファンデーションがくずれないようにコーティングしてくれるので、汗っかきな方にもおすすめです。みずみずしい使い心地で、一般的な皮脂吸着系の下地とは、なんだか違う使用感!うすーい膜が毛穴の上に張る感じで、肌が守られている感じがあります。使ってすぐにサラサラするような感じはあまりありませんでしたが…結果的には皮脂を抑えられていてすごい…。マキアージュのスキンセンサーベースEXは、テカリもカサつきも防ぐ化粧下地。配合されている成分がもつセンサー機能が、過剰な汗や皮脂・乾燥を察知して、テカリやカサつきが出にくい肌に仕上げてくれますよ。顔に伸ばしても、すぐにサラサラになる感じがないので、皮脂を抑えられるのか不安でした。ですが、想像以上に(あぶらとり紙に)とれた「あぶら」が少なくてびっくり。適度のうるおいもあるから、私のような混合肌の方は、顔全体に塗っても乾燥を感じにくくて使いやすいと思います^^毛穴や皮脂が気になるところに塗ると、すぐにサラサラな触り心地になって、皮脂を抑えられそう!でしたが、残念な結果ですね…。また、乾燥肌タイプの方は、つける前にしっかりと保湿対策をしないと、乾燥しそうだな…と思いました。使った10商品の中では、一番マットな仕上がりな気がします。マット感が強すぎて、ツヤはあまり感じませんでしたが、テカリを抑える力は結構あったと思います。「マット」と聞くと、凹凸のないサラサラな肌をイメージしますが、塗った時にはサラサラ感はあまり感じませんでした。でも、ファンデーションのような色がついているので、毛穴だけでなく色ムラも隠せてお得感は高い化粧下地だと思います。この化粧下地は極端なサラサラ感や乾燥する感覚がないので、混合肌の私でも顔全体に使っても安心!ただ、肌への密着感が強すぎて、どれだけ肌に伸ばしても肌表面に留まるような使用感でした。よくスキンケアでも使うような「ジェル」を想像していましたが、それよりもさらに固くて、毛穴の凹凸に入り込む実感があります。そして、すごくサラサラです。伸びは悪くはないですが、乾燥はすごく感じるので、顔全体がベタつく人以外は、Tゾーンのみの使用のほうがいいかもしれません。公式サイトの紹介にあるように、塗った瞬間から肌がサラサラになって、パウダー感を強く感じます。その割には、Tゾーンの皮脂はあまり抑えられた感はなく、頬は乾燥しやすくなってしまいました……。肌質によって部分使いするのがいいのかも。肌なじみがよくて、伸ばしやすいサラッとしたテクスチャー。肌に伸ばすと油の膜が表面に張るような感じがあるので、乾燥は感じませんでした。ですが、その油の膜のせいなのか、皮脂の量は正直そこまで抑えられた感じはしませんでした。いかがでしたか?あぶらとり紙での検証結果から、紹介した10商品の中でも特に上位の3商品は、皮脂の分泌を抑えることができる化粧下地。それぞれ商品の特徴が違うので、求める効果や好みの使用感、なりたい肌のイメージに合わせて、しっくりくるものを選んでくださいね。ここまで、顔全体に使える、皮脂・テカリ防止下地を紹介してきました。ただ、商品によっては顔全体に使うと「部分的に乾燥が気になる…」という感想がありましたね。そこでおすすめしたいのが、部分使い専用の化粧下地。と思っている方には、このあと紹介する2商品がぴったりです。エテュセのオイルブロックベースは、テカリが特に気になる部分に直塗りするタイプの化粧下地。修正液のような白色ですが、肌に伸ばすと透明に変わって、一瞬でサラサラ・マットなテカリを見せない肌に仕上がります。口紅くらいのサイズ感なので、ポーチに入れて持ち運びしやすく、化粧直しにもおすすめですよ。塗ってすぐに伸ばさないと、砂糖の塊のみたいになるくらいに、しっかり固めてきます。サラサラで超マットに仕上がるので、本当にテカリが気になる方におすすめです!セザンヌの皮脂テカリお直し液は、化粧直しのときに使うことを考えてつくられた、お直し用化粧下地。ブラシタイプなので、小鼻などの細かい部分にも使いやすく、テカりやすい部分をすぐにサラサラな肌に仕上げてくれますよ。「超鉄壁ガード」というのが、使ってみて感じた最初の感想です。笑使った瞬間にサラサラマットな肌になれます。ただ、すごく肌の上に膜感があるので、塗りすぎは禁物かも…!ここまで全部で12個の皮脂・テカリ防止下地を紹介してきましたが、ただそれを選んで使うだけではもったいないですよ!テカリを防ぐ化粧下地の効果を最大限に引き出すベースメイク方法で、皮脂くずれしにくくテカリも感じにくい肌をつくりましょう。普段のメイクにほんのちょっとの手間を加えるだけで、皮脂・テカリ防止下地の効果を最高に引き出してくれますよ!「皮脂が大量に出るくらいだから保湿はしなくていいや。むしろしない方がいいんじゃない?」と思っている方もいるかもしれませんが、保湿不足こそテカリの原因になるんです…!保湿不足によって肌が乾燥すると、テカリのもとになる皮脂が、肌を乾燥から守るために大量に分泌されてしまいます。そのため、皮脂・テカリ防止下地を使う前には、化粧水や乳液・クリーム、またはオールインワンゲルを使って、肌にたっぷりのうるおいを与えましょう。ただし、脂性肌(オイリー肌)の方は、肌表面の皮脂がもともと多いので、化粧水の後につける保湿化粧品はさっぱりとしたジェルタイプなど、オイルフリーのものを選んでくださいね。乾燥肌タイプの方は、化粧水で肌に与えた水分を逃さない皮脂が足りていないので、油分を与える乳液やクリームを使うのがおすすめですよ。化粧水や乳液・クリーム、オールインワンゲルなどを使って肌をしっかりと保湿したら、すぐに皮脂を防ぐ化粧下地をつけて、次はファンデーション…といきたいところですが、ちょっと待ってください!肌の上にペタペタ・ヌルヌルと保湿化粧品が残ってはいませんか?保湿化粧品が肌になじみきっていない状態でベースメイクを始めると、保湿化粧品と化粧下地が混ざり合ってしまいます。すると、せっかくの皮脂・テカリ防止下地の効果が発揮できなくなってしまうこともあるんです…。そのため、保湿化粧品は肌につけたら、肌にゆっくり優しく押しこむように、手のひらでハンドプレスして、しっかりとなじませましょう。また、保湿化粧品がなじんだかどうかは、保湿をした後に肌にティッシュを1枚乗せてみるとわかりやすいですよ。保湿化粧品がなじんでいない肌は、ティッシュが貼りついてしまいますが、保湿化粧品がなじんでいるとティッシュは1~2秒でヒラっと下に落ちていきます。特に小鼻のキワなどは、指先でもしっかりなじませないとなじみにくい箇所かつ、テカリが出やすい箇所なので、しっかりと保湿化粧品をなじませることが大切です。特にテカリが気になりやすい鼻周りには、皮脂・テカリ防止下地を毛穴に埋め込むようにしてつけるのがおすすめ。ただし、毛穴に埋め込むといっても、グイグイ押し込めばいいわけではありません。毛穴に埋め込む化粧下地の付け方はこちら。1.化粧下地を中指・薬指の先にとる2.気になる部分の上でクルクルと円を描くようにつける3.つけにくい小鼻のキワなどの細かいところはトントンと軽く叩くようにつける化粧下地をクルクルと円を描くようにつけることで、さまざまな方向から化粧下地が肌をカバーするので、皮脂の出口で壁になってくれるんです。このとき、中指・薬指を使う理由は、なるべく強い力をかけにくくするため。摩擦をしてしまうと肌が刺激を感じ、バリア機能が壊されて肌トラブルの原因になってしまいますよ。最後に、化粧下地を肌になじませるために、人さし指・中指・薬指の先を使って、やさしくプレスしてあげると皮脂・テカリ防止下地の効果を最大限に発揮させる土台をつくれますよ。ここまで皮脂・テカリ防止下地を使った、くずれにくい化粧下地の付け方を紹介してきましたが、実はこのあとのファンデーションの選び方や付け方もとっても重要。ファンデーションは、カバー力や使用感、仕上がりが種類によって異なるので、自分の好みのものを選ぶのが一番メイクを楽しめます。ですが、皮脂やテカリを防ぐためのメイクをしたいのであれば、油分の多いクリームタイプよりも、油分少なめのリキッドタイプ・パウダータイプのファンデーションがおすすめですよ。また、皮脂が出てファンデーションがくずれてしまいやすい方は、どんな種類のファンデーションでも厚塗りせずに薄く伸ばすことを心がけましょう。薄く伸ばすとファンデーションの肌への密着度があがり、皮脂くずれしにくくなりますよ。ファンデーションを肌に薄く伸ばした後は、その上から軽くパウダーの重ねづけするのがおすすめです。パウダーはほとんど油分を含まないので、皮脂を吸収しやすく、肌をサラッとした状態に保ってくれますよ。ただしファンデーションの上からパウダーをつけるときは、必ず皮脂の分泌量が多いTゾーンにだけにしましょう。特に混合肌タイプで、Tゾーンはテカるけど頬からあごにかけての面積が広いところは乾燥するという方は、頬やあごにはパウダーをのせないこと。ただでさえ少ない頬やあごの皮脂をパウダーが吸着して、さらに乾燥してしまう原因に…。パウダーを乗せるのがおすすめの顔の範囲はこちら。この範囲内にパウダーを重ねてつけるようにしてくださいね。「テカリの原因は、生まれ持った肌質が原因だから…」と、諦める必要はありません。スキンケアや食生活を見直すことで、テカりにくい肌に整えることもできるんですよ。ここからは、テカリの原因である皮脂の過剰な分泌を抑えるためにできる、スキンケア方法と気をつけるべき食生活について解説していきますね。テカリの原因である皮脂を抑えるには、実はふだんのスキンケアも重要なんです。「皮脂を出しやすい肌質」の方と、「乾燥するのに皮脂が出る」方のテカリの原因は違うものなので、肌に合わせたスキンケアを行いましょう。皮脂が大量に出やすい肌質の脂性肌(オイリー肌)や混合肌の方がスキンケアをするときは、オイルフリータイプのスキンケア化粧品を使うのがおすすめ。水分よりも油分が多い脂性肌(オイリー肌)の方は、水分と油分のバランスを整えることで、皮脂の過剰な分泌を抑える効果が期待できます。乳液やクリームには、基本的には油分が入っているので、脂性肌(オイリー肌)タイプの方は、化粧水の後の保湿には、オイルフリータイプのジェルがぴったりですよ。乾燥するのに皮脂も出るタイプの方は、肌が自ら、乾燥から身を守るために油分を大量に出していることが、テカリの原因です。そのため、水分も与えながら油分でしっかりフタをして保湿力を高めるために、化粧水を使った後には乳液かクリームを必ず使いましょう。肌質に合わせて、使うスキンケア化粧品を選んで、皮脂の過剰分泌による肌のテカりをスキンケアで予防しましょう。テカりは、食生活の乱れによって引き起こされることがあります。肌は、普段身体の中にあって見えない内臓を写す鏡のようなもの。毎日のように、脂っこい食事や、油脂を多く含んだ甘いものを食べていると、肌の表面に油が出やすくなり、テカってしまうんです…。テカリが出やすい方が控えるべき食事例・食材例は以下の通り。ただ、テカりやすくなる食材・食事があれば、反対にテカリの原因を抑える食材・食事もありますよ。このあと紹介する食材例は、テカリの原因となる油分を身体の外に追い出したり、分解したりする「ビタミンB2」や「ビタミンA」、「大豆イソフラボン」などの栄養素を含んでいる食材。ぜひ、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。「最近テカりやすくなったなあ……」と感じる方は、一度食生活を見直してみてくださいね。皮脂によるテカリを防ぐ化粧下地の紹介から、テカりにくくするためのメイク手順、スキンケア・食事方法まで解説してきましたが、いかがでしたか?紹介した12商品の化粧下地の、皮脂を抑える効果は、人によって効果の感じ方はそれぞれですが、検証の結果から上位3商品の皮脂を抑える実力は高くあるといえますね。ただ、皮脂を抑える化粧下地を使って、一時的にテカリを目立ちにくくすることはできても、根本的に皮脂を抑える工夫をしないと、いつまでたっても悩みはなくなりません。テカリの原因を見極めて、肌に合ったスキンケアをしたり、テカリの原因になる食材・食事を控えたりするのも大切ですよ。この記事を読んだ皆さんが、少しでも皮脂による肌の悩みを解決できるように願っています。30代からの肌悩みを解決するプロ集団