サウジアラビア 民族衣装 男性
アラブ人男性といってイメージするのが、真っ白な衣装に、黒い天使の輪っかみたいなのを頭につけた姿。 主にサウジアラビア、uae、カタールといったアラビア半島の国々で見られる。 そんなアラブ人男性の民族衣装について、ご紹介。 サウジアラビア ベドウィン族この情報が含まれているまとめはこちら男性用の民族衣装をざっくりまとめてみました。男性の民族衣装は女性よりもっと廃れていて、お祭りや結婚式の着用が多いです。サバナ気候や高山など日差しのきつい地域は伝統的な衣装が残っているよう思います。 男性用の民族衣装をざっくりまとめてみました。 男性の民族衣装は女性よりもっと廃れていて、お祭りや結婚式の着用が多いです。 サバナ気候や高山など日差しのきつい地域は伝統的な衣装が残っているよ … 季刊民族学 No.125 p.45〜p.59 『カラー版 メッカ』 p.23、p.27、p.36他 着付方法 : クフィーヤの上からつ け、クフィーヤが飛ば ないようにしっかりと 押さえます。 サウジアラビア 男性衣装用 黒い輪〈イ … サウジアラビア王国(サウジアラビアおうこく、アラビア語: المملكة العربية السعودية ‎)、通称サウジアラビアは、中東・西アジアに位置する絶対君主制 国家。 首都はリヤド。. アラブ人男性といってイメージするのが、真っ白な衣装に、黒い天使の輪っかみたいなのを頭につけた姿。主にサウジアラビア、UAE、カタールといったアラビア半島の国々で見られる。そんなアラブ人男性の民族衣装について、ご紹介。不思議なことに日本では、あのスタイルが石油王ルックス、富豪ファッション、ドバイの富豪などとして、認知されている。コスプレ衣装としても、すっかりおなじみ。しかし、実際は富豪だけが着るような階級ファッションでもなければ、石油王自体も存在しない。石油の収入は国が管理しているので、石油で大儲けをした一個人がいるわけではないのだ。アラブの王族はいるが、石油王とはいいがたい。石油王というのは、幻想なのである。ドバイのイメージ戦略が、あまりにも成功しすぎているために、世界中の人間が、あの格好をしていたら富豪なんだ、と洗脳されているのである。現実は、政府に生活保護をもらって暮らしているような人や、アラブ人ではないが、現地人アピールをしたい人々が着ているケースもある。そう、あくまでインドのサリーのように、ジモティーの人々が着る民族衣装なのである。こうした民族衣装は、「カンドゥーラ」や「トーブ」という名前で知られている。同じような衣装なのだが、地域によって呼び名が違うことが特徴。カンドゥーラはあくまで、UAEだけの呼び名である。同じような民族衣装にみえても、衣装に微妙な違いがある。湾岸諸国の男性民族衣装は、同じなように見えてそれぞれ個性がある。 — 進め!中東探検隊 (@Susume_ME) カンドゥーラは、白だけでなく、紺色や土色、黄身色など色のバリエーションがある。しかし、現地で見かけるのは、やはり白が圧倒的に多い。ちなみに、頭に乗っかっている天使の輪みたいなものは、「アガル」と呼ばれるもの。頭につけている布は、「クフィーヤ」、「グトゥラ」などと呼ばれる。 ちなみに、アラブでヒゲは男の象徴。コスプレをする際には、ヒゲもあると一層本物っぽくなるだろう。頭につける布にもいろんな種類があるが、主に赤と白の格子柄やまっさらな白を見かけることが多い。布のかぶり方にも、いくつかパターンがある。天使の輪をつけないバージョンや、布をこんもりと頭に盛りまくるバージョンもある。その姿は、髪の毛を逆立てて、オスの威厳を見せつけるギャル男や、ホストさながらである。靴は、ビルケンシュトック風のサンダルを履いているのが特徴。夏、冬に関わらず、オールシーズンでサンダルである。この衣装だが、実は日本とも関係がある。カンドゥーラ生地で高いシェア率を誇るのが、日本の東洋紡という会社。まさかアラブの民族衣装に使われるとは思ってもみなかったのか、東洋紡自身も「実績は確かにすごいが、「中東の白い服は50%が日本製」と若干、説明が雑である。中東の白い服て。ざっくりすぎる・・・東洋紡いわく、東洋紡の生地は、主に高級カンドゥーラに使われているとのこと。実際に、街にあるカンドゥーラ屋に見に行くと、確かに、TOYOBOだとかShikiboと書かれた布がどの店にもおいてある。多くはメイドインジャパンと書かれた布だったが、韓国やベトナム、インドネシアの生地も売られていた。民族衣装を着たアラブ人をみていると、いかにも土地に適した格好をしているなあと思う。ドバイを含めたアラビア半島は、とにかく日差しが強く暑い。夏は、外を10分ともあるいていられない。もはや人間が住む場所じゃねえ、という人もいる。暑い上に湿気もひどい。特に夏の間は、外がガチでサウナになる。これから出勤するのに、外に一歩出たらサウナという絶望感がそこにはある。ゆえに西洋風の服は、この土地に適していない。ジーパンやズボンなどを履こうものなら、ひどいことになる。その意味で、ワンピース型の衣装は、風が通って涼しいし、白は光を反射させる。都市ができる前は、砂漠を主なフィールドとしていた彼らである。サンダルは、砂漠の砂が入ってもすぐに取り払えるし、通気性もいい。砂漠の夜は冷え込むし、昼は日差しも強いので、肌全体を覆う布は、肌を守るのにも役立つのだ。これだけ都市化が進み、近未来感を感じさせるドバイでは、いまだ多くの人が、民族衣装を着ている。その姿は、人々が遊牧民としてラクダを乗り回していた時代と同じだ。文明開化で、ちょんまげを切り、着物をすて、いそいそと洋装へと着替え始めた日本人とは、違う。聞くところによると、UAE人であることの誇りや、社会的なプレッシャーがあるのだという。実際に、国外に出たら、カンドゥーラやアバヤは着ないと、宣言している現地のアラブ人もいた。さらに、アラビア半島以外のアラブ人と区別をつける、という意味合いもあるのだとか。ドバイやサウジのアラブ人は、シリアやパレスチナ、イラクのアラブ人より格上なんだぜ、と考えている人も中にはいるらしい。アラブにも格付けしあう世界が存在するようだ。2020年最新版のドバイ旅行本!ドバイ旅行の最新情報を得るなら、るるぶがおすすめ。次の記事 普通の日本人がムスリム女性と暮らしてみたらどうなる?「次にくるマンガ大賞」や「このマンガがすごい!」などでも取り上げられた話題の漫画「サトコとナダ」。SEIWA(セイワ)中東・イスラームを探求する人。祖先は平家の落武者。イスラエル、パレスチナに留学。4年半のドバイ生活を経て、中東・東アフリカの旅に出る。日本人で初めてソマリアマラソンに出場。お問い合わせはくわしいプロフィール中東・イスラームを探求する旅 © 2020 進め!中東探検隊 All rights reserved.