言の葉の庭 その後 君の名は

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「雨の日の一限はサボり」と、雨の新宿御苑で靴のデザインを考えるのが日課の高校生、タカオ。ある日、タカオはいつもの場所で昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノに出会う。どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、と万葉集の短歌を言い残し、去って行く。こうして、雨の日の午前だけの交流が始まった。いつも朝っぱらから公園で、チョコレートをつまみにビールを飲んでいるユキノ。何か食べない …    目次雨の日の庭園で出会ったタカオとユキノ。雨の日の午前だけの交流で、少しずつ心を通わせていく二人だが、タカオは思いを告げるも、新海誠2年ぶり、第5作目の監督作品。“愛(あい)”よりも昔、”孤悲(こい)”のものがたり。新海監督自らが手掛けた、同名タイトルの小説。スポンサーリンク・15歳。高校1年生。・靴職人を目指していて、手作りのモカシンを履いている。・料理が得意。・大人びた少年で、15歳とは思えない精悍な顔立ち。とっても男前。兄「苦労してないから若いんだよ。というくらい、老成している。・「雨の日は地下鉄に乗れない病」と、・古典が竹原ジイだった点を除いても、・声優は『星を追う子ども』に続いて・27歳。タカオの高校の古典教師。・教師であることを隠して、タカオに近づく。・3年の女子達と揉め、学校に来れなくなるまで追い込まれた。・元カレは同僚で体育教師の伊藤宗一郎。・退職後は、四国の実家に帰り、再び教師に。・学校での教師イジメが原因で、・「歩く練習をしている」ためか、いつもかわいい靴をはいている。・何本も電車を見送ったり、作品を通じてユキノがとても重い何かを抱えている様子が描かれており、新海誠「ファンデーションが割れちゃうことはショックかもしれないけど、だからって泣くことはないじゃないですか。やっぱりそれくらい何かが辛いんですよね、彼女は」いやいやいや、あんだけ新品に近いファンデ落としたらユキノでなくても泣きますよ・・・。でも、そういう細かい描写が積み重なって、新海誠「一番最初に描いてみたら、大丈夫ですよ監督!ユキノすごく共感できる魅力的な女性ですから!スポンサーリンク・弟と違って要領の良さそうなお兄ちゃん。・とっても若い。47歳。「苦労してないから若いんだよ」・兄が彼女と同棲するため家を出ることを知り、「じゃあ自分も彼氏と住む」と家出する。・タカオの友人。・高校2年生。松本の彼女。・高校3年生。スポンサーリンク「雨の日の一限はサボり」と、ある日、どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノ「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」と万葉集の短歌を言い残し、去って行く。こうして、雨の日の午前だけの交流が始まった。いつも朝っぱらから公園で、何か食べないと、酒だけだと身体に悪いと言うタカオに、ユキノ「今ヤバイ女だって思ったでしょ。いいの。どうせ人間なんて、みんなちょっとずつおかしいんだから」そんなユキノに、ユキノも弁当を持ってきており、少しずつ近づいていく二人の距離。タカオは靴職人になる夢を語り、スポンサーリンクユキノは、弁当のお礼にタカオ「俺、今ちょうど靴を一足作ってるんですけど。誰のかは決めてないけど・・・タカオの言葉に、ユキノ「私ね、うまく歩けなくなっちゃったの。いつの間にか」そう打ち明けるユキノに、仕事も年も、名前すらも知らないユキノに、ユキノに会いたいと思うも、専門学校に行く学費や、夜は靴作りに精を出すタカオ。タカオ「だから何よりもオレは、あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと、そう決めた」スポンサーリンク新学期、突然の再会に戸惑うタカオ。ずっと3年の女子と揉めていたというユキノ。3年女子の彼氏がユキノに惚れ、松本「ユキノちゃん、優しすぎるんだよ。あそこまでされたら、いっそ警察に届け出りゃ良かったんだ」佐藤ら2年の女子が訴えるも、結局ユキノは学校を辞め、四国の実家に帰ることに。ユキノに嫌がらせをしていた相沢の名前を松本から聞き出したタカオは、待っても降らない雨に焦れたタカオは、新宿御苑へ向かう。晴れの日に、初めて出会う二人。タカオ「雷神(なるかみ)の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば」ユキノ「そう、それが正解。私が最初に君に言った歌の最初に出会った時、そういう歌に対して、タカオ「万葉集。教科書に載ってました。ユキノ・・・ユキノ「ごめんなさい。古典の教師だって気付いてもらえるかなと思ったんだけどな。それに私、学校中の人に知られちゃってると思ってたから。でも君は、違う世界ばっかり見てたのね」スポンサーリンク突然雷が鳴り、雨が激しく降り始める。やまないどしゃ降りの雨に、一緒にタカオが作ったオムライスを食べ、食後のコーヒーを飲みながら、「今まで生きてきて、今が、一番幸せかもしれない」そうお互い感じる二人。タカオ「ユキノさん。オレ、ユキノさんが好きなんだと思う」しかし、ユキノはタカオの告白を”教師”として断る。ユキノ「”ユキノさん”じゃなくて、”先生”でしょ」タカオが去った部屋で、雨の日の庭園で、歩く練習をしていたユキノが、足が汚れても、そんなユキノに、タカオ「あんたは一生ずっとそうやって、大事なことは絶対に言わないで、自分は関係ないって顔して、ずっとひとりで!!生きてくんだ!!」自分にぶつかってきてくれたタカオに、ユキノ「毎朝ちゃんとスーツ着て、学校に行こうとしてたの。でも怖くて・・・どうしても行けなくて。あの場所で、私、あなたに救われてたの」エンドロール後、四国で再び教師をしているユキノ。タカオ「いつかもっと、もっと遠くまで歩けるようになったら、会いに行こう」手紙の日付は2014年2月3日。スポンサーリンクラストは、上映中、新宿バルト9に飾られていたそしてなんと、新海監督の次作・大ヒット映画『君の名は。』で、・・・アレ???時系列が2013年だと、ユキノはまだ2013年中にユキちゃん先生は柔らかく笑う。それにしても、こんな田舎の高校には不相応なくらい美人なのよねこの古典教師と描写されており、瀧と三葉で彗星災害を回避したので、タカオとも仲良くやってるといいな・・・!スポンサーリンク新海作品は、そして今回は女性の足って、本当にセクシーですよね。今回、タカオがユキノの足を採寸するシーンは、でも決していやらしくなくて、タカオの作るご飯はどれもすーごくおいしそうです。新海作品はどれもご飯シーンが丁寧に描かれるの、好きなんですよ~。宮﨑駿監督作品もそうですね。スポンサーリンク毎回とっても緻密な描写で楽しませてくれる新海監督ですが、これすごくリアルなんですよね~。新海誠「今回の舞台が日本庭園であったり、雨に囲まれた場所にあったりするから、緑に囲まれた場所に行くと、新海誠「アニメーションでキャラクターの肌の色って単純に緑に塗っちゃうと、ちょっとやっぱりおかしなものに見えちゃうんですよ。その場の環境光に染めつつも、自然に見せるためにはどうしたらいいだろう?というのを考えてやった処理です」でも最初の色設計が肝心で、それさえしっかりしていれば、新海誠「これは一つ発明なんじゃないですかね」と、作画監督・キャラクターデザインの土屋堅一と語っていたそう。これは新海監督がよく言われていますね。実際にはそうは見えない。でも、雨粒の反射。そういうものを、監督自身が「この世界は美しい」と思って描いているから、こんなによどんだ新宿を、こんなに美しく描くのは、毎度ほんと尊敬します。しかし・・・同級生の友達はユキノ先生のこと知ってたのに、スポンサーリンク新海誠「大好きで、大学時代よく聞いていた思い出の曲」と語る「Rain」。新海誠「今の、2013年の歌い手の方に歌ってほしいということで、秦さんにどうにかお願いできないかと」秦基博の声について、新海誠「どうしようもない孤独を宿している声」と語っているように、ラストの雨のシーンで流れてくる演出は最高。言葉にできず凍えたままで言葉にするとチープになってしまうので、もうこれは実際に観てください。おそらくこのシーンを描くためだけにこの映画が作られただろうと思うほど、タカオのセリフは、スポンサーリンク新海作品にはよく新宿周辺と総武線が描かれますが、『言の葉の庭』のモデルとなったのも新海監督自身が、ここ10年位新宿近辺に長く住んでいて、1作品終わるごとに引っ越すも、新宿区~渋谷区内にいるんだとか?新海誠「いつまでも工事やっていて車が多くて、通り抜けるのにも時間がかかって・・・なんだけど好きなんですよ。僕は田舎出身なので、人が多い風景とか、100メートルもあるようなビルが立ち並でいるような光景って、それを見るだけで人間てすごいなっていう風に今でも思うんですよ。だからその場所を感じさせるアニメーションを作りたいなという気持ちがあって」そしてタカオとユキノが出会う舞台となったのが【アクセス・地図】・JR・京王・小田急線 新宿駅南口より 徒歩10分映画の最後に物語に登場する公園は新宿御苑をモデルに描かれておりますが、とテロップが流れます(笑)ユキノが電車を見送っているのはやっぱりスポンサーリンクユキノが三葉の高校の教師として登場する『君の名は。』そんなあなたにおすすめなのがいつでもどこでもスマホから見れる手軽さがあります。U-NEXTなら、君の名はだけでなく、CATEGORY :TAGS : 新海誠監督の映画『言の葉の庭』ネタバレあらすじと、小説版からその後の二人についてのネタバレまとめです。スポンサーリンク