丹波 の黒豆 連作

黒豆は本葉が4~5枚の頃に摘心を行い、栽培段階にあった水やりをしながら育てることが分かりました。 連作をせず害虫に気を付けながら、栄養価の高い黒豆をぜひご家庭でも栽培してみてくださいね。 Freepage List

Calendar 去年初めて丹波黒豆を作ってみたのですが実が入っていないし実の色が紫ですし全然うまくいきませんでした。いい栽培方法をおしえてください>菜種油粕、米ぬか、腐葉土を元肥にやったんですけど品物によって多少上下しますが、菜種油粕5-3 黒豆は大豆の品種の1つで、お正月のお節料理にも欠かせない食材となっています。煮詰めるとホクホクとした食感と、香ばしい香りやまろやかな甘みを楽しむことができます。今回は、黒豆の栽培方法や育て方のコツ、収穫方法や摘心の仕方などについてご紹介していきます。もくじ黒豆はマメ科大豆属に属しており、別名で黒大豆やブドウ豆とも呼ばれています。主な原産地は中国で、日本には約二千年前に渡来したと言われています。日本で最初に黒豆を栽培したのは、丹波国(現在の兵庫県篠山市周辺)だそうです。黒豆には大豆イソフラボンやサポニン、レシチンやカリウムのほか、牛乳の約2倍のカルシウムが含まれています。この他にも、大豆たんぱく質やマグネシウム、鉄やリノール酸・αリノレン酸、ビタミンE・B1・B2、オリゴ糖や食物繊維などなど、数えきれないほど豊富な栄養素が含まれています。このことから黒豆は「元気や健康」「マメに働く・マメに暮らす」などの意味合いを持ち、お正月のお節料理にも欠かすことのできない食材となっています。黒豆には代表的な品種がいくつかあります。また、黒豆を成長途中に若どりした黒枝豆も存在します。黒豆のサイズは大粒で、粘りがある柔らかい食感が特徴的です。丹波黒は独特の甘みがあるため、煮豆にもよく使用されています。人気がある品種ですが栽培期間が長く手間がかかるため、家庭菜園初心者には向きません。別名、黒平豆とも呼ばれており、甘く深みのある味わいが特徴的な品種です。お節料理の煮豆に多く使用されています。表面に光沢がある大粒品種。甘みが強いので、煮豆以外にもお菓子や豆腐の材料として利用されています。タキイ種苗から販売されている品種で、大豆を若どりしたもの(枝豆)です。黒豆特有のコクのある甘さを持ち、サヤ付きが良く、たくさん収穫できます。サカタのタネから販売されている若どり種です。黒豆特有の風味が楽しめる早生種です。黒豆は種からでも、苗からでも栽培することができます。菜園などの露地栽培も、ベランダでのプランター栽培も可能です。種まき適期は、温暖地で3~5月頃、寒冷地で5~6月頃となります。種は育苗ポット(ポリポット)に植え付けても良いですし、菜園に直播してもOKです。苗と苗の株間は約45cmとるようにしてください。菜園初心者は茎が黄色く枯れた11月頃から収穫を行います。収穫直後は豆に水分が多いため、しっかりと乾燥させてから豆を取り出すようにしましょう。プランター栽培の場合は幅70cm×奥行き30cm×深さ30cmの容量約40Lのものを選びましょう。土は市販の元肥入り野菜用培養土を利用すると手軽です。露地栽培の場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて、しっかりかき混ぜておきます。植え付けの1週間前には菜園に堆肥(微生物により有機物が完全に分解された肥料)と、有機質肥料(植物油粕・魚かすetc)を加えて、更に混ぜ合わせておきましょう。土の水はけを良くするために、幅80~100cm×高さ10~15cmの、かまぼこ型の畝(うね)を作っておきましょう。温暖地は3~5月頃、寒冷地は5~6月頃に種まきをします。種まき時期が早すぎると、茎や葉が無駄に成長してしまうので気を付けましょう。育苗ポットを準備し、その中に市販の培養土を8分目の高さまで入れ込みます。ジョウロで水をかけて土を軽く湿らせたら、指で深さ1cmほどの植え穴をあけます。種のへそ(少し黒く割れ目が入っている部分)を下に向けて入れ、上から軽く土を被せます。仕上げにたっぷりと水をあげましょう。その後は日向に置いて、土の表面が乾いていたら水をやるようにします。発芽して本葉が見え始めたら、天気の良い日を選んで菜園やプランターに植え替えをしましょう。また植え付けた種は、まれに鳥に食べられてしまうこともあるため、目の届く範囲にて育成しましょう。菜園やプランターに直接種まきする際も、上記の手順で行います。種と種の間隔は約45cmはあけるようにしてください。菜園やプランターの土に、スコップなどで穴を掘ります。穴の大きさは、ポリポットと同じ大きさにしてください。苗の双葉が地面すれすれの高さになるくらいまで入れ込んで、深めに植え付けます。苗を数株植え付ける時は、約45~80cmの間隔をあけておきましょう。苗が大きくなってきたら傍に支柱を立て、ビニールテープで巻いて固定しておくと良いですよ。黒豆は発芽してからの育成初期は、湿気を避けるため、土の表面を乾燥気味にして育ててください。花が開花してからは、土の表面が乾いていたらこまめに水を与えるようにします。こうすることで黒豆のサヤの付きが良くなり、収穫量も期待できます。黒豆は最初の植え付けの際に、土に肥料を十分に与えていれば特に追肥する必要はありません。マメ科の植物は追肥を与えすぎると、葉や茎が無駄に成長しすぎて花の付きが悪くなってしまいます。肥料を与えるなら、育成中は、計2回の土寄せを行いましょう。1回目は本葉が2~3枚生えた時、2回目は本葉が5~6枚生え花が咲く前のタイミングで土寄せします。どちらも、黒豆は側枝を増やして花の付きをよくするため、育成途中に摘心をします。本葉4~5枚目が出た頃に、その先にある11月頃、茎や葉が黄色くなり、サヤの80~90%が黒ずんだ茶色に変化したら収穫します。支柱やビニールテープを取り外したら、株の根元を掴み、力を入れて引き抜きましょう。手に軍手をはめておくと良いですね。余分な枝や茎を取り除いたら、数株の根元をビニールテープで結んで束にし、稲木(稲を乾燥させる掛け木)にかけて10~15日間乾燥させます。稲木は、支柱を使って組むと手軽です。5本の支柱を用意し、うち2本をクロスさせ紐で結びます。もう2本も同じようにし、残りの1本をクロスした支柱の間に乗せましょう。乾燥中は鳥類被害に遭いやすいため、上から防鳥ネットをかけておくと良いですね。乾燥が済んだらサヤから豆を取り出し、ふるいにかけてゴミや塵を取り除きます。皮が破裂したものやシワが入ったものも排除しておくと良いでしょう。直射日光の当たらない場所で、再び乾燥させてください。豆は連作障害を起こしやすい野菜です。過去に豆類を育てた場所では、栽培しないように気を付けましょう。アブラムシやカメムシがついたり、モザイク病にかかる場合があります。アブラムシは綿棒などでなでて駆除し、カメムシはガムテープなどを使い捕獲しましょう。モザイク病はアブラムシが手伝ってかかるウイルス性の病気です。葉が変形したり、株が萎縮したり、そばかす状の斑点やかすり状のスジが現れます。モザイク病に効く薬剤はありません。アブラムシ類の発生を防ぐため、寒冷紗(荒く平織りに織り込まれた薄地の布)で覆って保護しておくと良いでしょう。数株しか栽培しないという場合には、消毒の必要はありません。あまりにも害虫がひどい場合には、花が咲いてから収穫までに2回ほど市販の専用殺虫剤を散布してみましょう。黒豆栽培方法や育て方のコツ、収穫方法や摘心の仕方などについてご紹介しましたが、皆さんいかがでしたか?黒豆は本葉が4~5枚の頃に摘心を行い、栽培段階にあった水やりをしながら育てることが分かりました。連作をせず害虫に気を付けながら、栄養価の高い黒豆をぜひご家庭でも栽培してみてくださいね。軟腐病(なんぷびょう)ってどんな病気?症状や対策について【初心者】プランター栽培・育て方のコツ