ちょっと心配です。著者プロフィール株式会社ニュー・フォーマット研究所代表取締役社長。月刊『マーチャンダイジング』主幹を務める。株式会社商業界の「月刊販売革新」編集記者を経て、1997年に独立し、株式会社ニュー・フォーマット研究所を設立。Follow us onFollow us onFollow us onRegistrationセブン-イレブンが1日3便体制から2便体制へ変更する理由とは?2019年、小売・流通業の7つの重点課題関東に本格進出する「不況の申し子」コスモス薬品マツキヨのPB戦略が競合と差別化できた3つのポイント月刊MD、2020年8月号「激変する化粧品の売り方、売場」発売! オンラインとリアルの融合が進む2019年5月30日、大手食品スーパーのライフコーポレーション(大都市圏を中心に計273店舗展開)は生鮮食品のオンライン販売でアマゾンジャパン(Amazon Japan)と提携すると発表しました。2019年中に東京都内の店舗で「アマゾン・プライムナウ」(最短2時間で商品を宅配するサービス)を導入する予定です。オンラインとリアルの融合が一気に進みそうな勢いです。ホールフーズマーケットでは、アマゾンプライム会員に対し、店内の商品を最短2時間で宅配するプライムナウのサービスを強化している。今回の仕組みは以下です。プライムナウ会員のお客が、アマゾンのポータルサイトからライフの商品を注文。ライフの担当者が店内で商品をピックアップし、梱包した後、プライムナウの配送担当者が店舗に商品を取りに来て、最短2時間でお客に配送。決済はアマゾンの仕組みを活用し、アマゾンに登録されたクレジットカードのみの決済となっています。生鮮食品、惣菜、冷凍・冷蔵食品、飲料、酒、日用品、コスメ・美容用品、ベビー用品、ペット用品まで、注文から最短2時間で届けるサービスを計画しています。また、ライフの商品だけでなくて、アマゾンの売れ筋商品も注文できます。ライフのメリットは、その店舗の商圏外に住んでいる消費者に商品を届けることができるので、商圏の拡大と売上増が期待できるという点です。とくに車を持たない世帯の多い東京都区内の消費者にとっては便利なサービスといえます。また、「店に行かないでも生鮮食品を購入できる」という便利性の向上も、売上増に貢献すると思います。アマゾンのメリットは、ライフで取り扱っている生鮮食品や総菜を最短2時間で届けることができるようになり、アマゾンの生鮮食品の品揃えを充実できることです。今回の提携の仕組みは、アマゾンが買収した「ホールフーズマーケット(Whole Foods Market)」で行っている「プライムナウ」のサービスとほぼ同じ仕組みです。下の写真のように、専門の担当者がお客の注文に応じて、店内を回って商品をピックアップします。その後、写真の専用台で注文商品を梱包し、写真右の一時保管場所に置き、配達の担当者が商品を取りに来て、注文客の自宅に届ける仕組みです。冷蔵が必要な食品に関しては、下の写真のような冷蔵ケースに一時保管します。また、冷凍食品は、店の外に冷凍庫があり、その中に保管していました。一時保管スペースに大量の商品が並べられており、ホールフーズのプライムナウの人気を感じます。これからの時代は、オンラインとリアルのどちらかだけでは生き残れなくなります。オンラインとリアルを融合して、より便利な「買物体験」を提供する競争が始まっています。しかし、今回のライフとアマゾンの提携で気になることは、「注文」も「決済」もアマゾンのシステムを活用することです。アマゾンは基本的に「データ非公開」の企業なので、「販売データ」「顧客データ」「決済データ」もすべてアマゾンに握られるということは、アマゾンにすべて牛耳られることにはならないですかね? アマゾンフレックスの説明会は写真撮影禁止です。 (アマゾン側は後ろのほうから写真を撮っていたが) アマゾンフレックスの名古屋説明会で印象に残ったこと. 今週の視点. スーパーマーケットチェーンを展開するライフコーポレーションがネット販売事業の拡大に向けて配送まわりの強化に本腰を入れ始めた。今春からセイノーホールディングとネットスーパーの宅配業務で連携をスタートさせており、自社ネットスーパーにおける足まわりを強化していることに加えて、アマゾンジャパンが有料会員向けに展開するスピード配送サービスの配送網を活用して今年中にもアマゾン顧客へのネット販売を始める。同社ではネットスーパーを成長事業と位置付け、規模拡大を進めてきたが配送人員や配送トラックなどの整備や確保が不十分で伸び悩んでいた。配送会社との業務提携やアマゾンの配送網を活用することで配送まわりの弱点を軽減。こうした試みに加えて、買物代行サービスへの商品情報提供も実施し、自らが配送に絡まない形でネット販売の売り上げを伸ばす取り込みも開始し、様々な手段を用いネット販売事業を拡大させる。これらにより、前期(2019年2月)は24億円にとどまっていたネット販売事業を2年後には4倍の100億円まで拡大したい考えだ。ライフのネットスーパーサービス「ライフネットスーパー」(同社によるとこうした配送まわりの弱点を強化してネットスーパー事業の売上規模を拡大するため、一環として4月11日、セイノーホールディングスとネットスーパーでの配送業務に関しての提携を締結した。これまでもネットスーパーの配送業務の一部を同社に委託してきたが、さらに配送力を高めるため、セイノーが展開する狭商圏の食品配送サービスプラットフォーム「スパイダーデリバリー」を活用。セイノーグループのベクトルワンが提供する自動配車AI「DSS(デリバリー・ソリューション・サース)」を活用しつつ、ライフ側からの出荷依頼を効率的に配送員に割り振り、自社のネットスーパー事業の配送力強化に加えて今年中をメドに、アマゾンジャパンのスピード配送サービス「プライムナウ」に出店する。アマゾンでは2015年11月から、有料会員「プライム会員」向けに受注から1時間以内に配送する「1時間以内配送」と午前6時から深夜12時まで2時間単位の配送時間を選択して当該時間枠内に配送する「2時間便」で自社商品を配送する「プライムナウ」をスタート。現在、都内に4カ所、大阪と横浜にそれぞれ1カ所ずつ専用拠点「アーバンFC」を設け、そこを拠点に東京・千葉・神奈川・大阪・兵庫の一部地域で「新作ゲームソフト」や「冷えたビール」といったタイムリー性ある商品などを軸に即配サービスを拡大させている。一昨年4月からは自社商品に加えて、外部事業者からの出店を受け付けており、スタート時点からドラックストア大手のココカラファイン、マツモトキヨシと百貨店の三越伊勢丹(日本橋三越本店)が出店しているが、「プライムナウ」ではアマゾンの直販商品の場合は、注文を受けた商品を配送員が「プライムナウ」の専用配送拠点からすぐに顧客宅へ配送する流れとなるが、ライフも基本的にこのスキームに乗り、「2時間便」を使って販売する予定だが、「プライムナウ」の商品をピッキング・梱包する対応店舗については「ネットスーパーに対応している都内の店舗ということは決まっているが、都内の対応店舗(22店舗)すべてなのか、どこか数店舗にするのかはまだ決まっていない」(同社)という。まずは都内で今年中にスタートし、対象エリアを拡大していく考え。なお、すでに「プライムナウ」に出店中のマツキヨら3社は東京23区内の一部と川崎市など神奈川県の一部、浦安市や市川市など千葉県の一部を対象エリアとしている。販売商品も現状、検討中としており、ネットスーパー事業で販売する約8000点の中から、惣菜や生鮮品、加工食品のほか、PB(プライベートブランド)商品など「ライフでしか取り扱っていない魅力的な商品を販売していこうと検討を進めている」(同)としている。対応時間や送料についても検討中。ちなみに「プライムナウ」に出店している3社の対応時間及び送料は、3社とも送料については基本的に540円となっているが、アマゾンによれば「(『プライムナウ』の外部出店者の)なお、外部出店者ではココカラファインのみが対応店舗周辺の一部地域で対応している1時間配送(ココカラファインの場合、送料は1430円、注文額合計5000円以上では890円)はスタート時点では対応しない模様だが、「(2時間便に加えて、1時間配送の)対応も検討していきたい」(ライフ)としている。自社ネットスーパーの配送面の強化やアマゾンの配送網を活用したネット販売に加えて、これらの施策で前期(2019年2月)は24億円にとどまっていたネット販売事業を今期はまずは30億円とし、「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。→ 個人でも、Amazon(アマゾン)で商品を出品する方法について写真を挿入しながら、記事を書きました。 アマゾンの倉庫に預けて販売するFBAや販売手数料など、一通りの流れをまとめています。
【ネッ担】ライフコーポレーションがネット販売事業の拡大に向けて配送まわりの強化に本腰を入れ始めた。前期(2019年2月)は24億円にとどまっていたネット販売事業を2年後には4倍の100億円まで拡大 … オンラインとリアルの融合が進む.
第58回ライフとアマゾンが提携し最短2時間の宅配サービスを年内に開始.
説明会で印象に残ったことを紹介していこう。 アマゾンの荷物はパッケージされている.