ハウンドトゥース(千鳥 格 子 違い)
愛用品が見つかる文/ミューゼオ・スクエア編集部一言にチェックといえど、ウィンド・ペインに、グレンチェック、タータンチェック……と格子の幅や重なり方に違いがある。名前の由来も柄発祥の土地や、形を動物に例えたものなどチェックしてみると面白い。今回はメンズジャケット・スーツに使用される定番柄の種類を10種類ピックアップして紹介していく。目次ウインドー・ペインはその見た目から「窓枠」という意味の名が付いている。英国の伝統柄ディストリクト・チェック(地方柄)の一種であり、なかには正方形のものも存在するするが基本的に細い線のやや縦長の単純な格子柄が特徴的。「柄がシンプルなだけに、色がシックなものからファンシーなものまで色の組み合わせがあって楽しいですね」(岡田さん)dummy(Dormeuil、Worsted Wool、9.5oz、290grs、100% Worsted Wool、440114(34))(PORTER&HARDING、14oz、435gms、PureWool)スコットランド北部インバネス州のグレン・アーカート(Glen-Urquart)渓谷一帯で織られていた柄であることから、この土地の名がついた。白黒を基調に千鳥格子の柄と細いラインが格子状に組み合わさっているのが特徴的。「かつての英国のど定番柄ですが、ここ数年のチェックブームでものすごく種類が出てきています。選び甲斐のある柄だと思います」(岡田さん)dummy(Dormeuil、100% Worsted Wool、9.5oz、290grs、440113(33))(Dormeuil、100% Worsted Wool、9,5oz、290grs、440109(29))模様の形が猟犬の牙に似ていることからハウンド・トゥース(猟犬の牙)と呼ばれるが、その他にもドック・トゥースや日本では千鳥格子ともよばれている。白・黒、白・茶などの2色の配色と十字のような模様が特徴的。「スーツにもジャケットにも使える万能柄ですね。最近は大きい柄のものが出てきていますね」(岡田さん)dummy(HOLLAND&SHERRY 31 883100、340gm、11oz、100% Wool)(FoxBrothers&CoLtd、CBT9/A0053/33、370/400g、13/14oz、Lambswool)スコットランドのハイランド地方で生まれた伝統的な格子柄で、日本の家紋と同様に家柄を象徴する独自の格子柄として発達した。多色の糸で綾織りにしたシンプルな格子柄であり、本来の柄に一本あるいは2本チェックが加えられるなどして柄が増えていった。「男性女性年齢問わず人気のある柄ですね。ちなみにうちに親子でタータンチェックのジャケットを作られた方もいます」(岡田さん)dummy(Harrisons of Edinburgh 504 PurpleWatchR.S、11/12ozs、350gms、Pure Wool、Made in Scotland)(Harrisons of Edinburgh 503 PurpleWatchR.S、11/12ozs、350gms、Pure Wool、Made in Scotland)ヘリンボーン(herringbone)はにしんの骨という意味。その模様がニシンの骨に似ていることからその名がついた。また、日本では「杉」に見立てて「杉綾」と呼ばれることもある。右綾と左綾を等間隔に組み合わせた山形が特徴的。「無地間隔で切れるので何にでも合わせやすいですね。華やかな色柄のヘリンボーンも増えてきています」(岡田さん)dummy(W.Bill CLASSIC COATING COLLECTION 21531、650gms、21oz、100% Pure New Wool)(HOLLAND&SHERRY 5 892004、470/500gm、15/16oz、100% Wool、Made in Scotland)ストライプが黒板にチョークで引いたようなかすれたタッチであることからその名がついた。ペンシル・ストライプよりも太いはっきりとしたストライプ柄であり、粗びた霜降り感をいかに良い雰囲気で表現するかでメーカーの味がでて、細やかな違いが出るのが特徴的。「英国人が好むスーツの定番柄ですね。ジャケットとして上級者向けですが、この生地のジャケットに真っ白なパンツなどを合わせるとカッコいいですね」(岡田さん)(Harrisons of Edinburgh 39219、Worsted Flannel、340gms)1874年にアメリカの狩猟クラブ(gun club)の結成時にこの柄をユニフォームに採用したことからその名がついた。通常2色のシェパード・チェックと似ており、そこにもう1色のカラーチェックを重ねたものがガンクラブ・チェックであり、3色の千鳥格子のようなチェック模様が特徴的。「色味も豊富になってきています。もともとはジャケットの王道生地ですね」(岡田さん)(HOLLAND&SHERRY 1 883000、310gm、10oz、100% Wool、Made in Scotland)シェパードとは”羊飼い”を意味し、スコットランドの羊飼いの着ていた柄であり白と黒の綾織のチェック柄が由来であり、特徴となっている。世界樹で古くから歴史があるため、とても単調な柄であることも特徴。「昔ながらの雰囲気を感じさせる生地柄ですね。2色づかいが特徴なのでガンクラブよりもジャケットとして使いやすい生地だと思います」(岡田さん)(Porter&Harding 44607、Pure Wool、14ozs、435gms、Pure Wool、Made in Scotland)ピンの頭を並べたような、一見無地のようにも見える小さな格子柄が特徴。柄の大きさによって呼び方が異なり、業界ではそれらしいものを一様に”ピン”と呼んでいる。「もともとスーツ素材で合い着用(春秋)の生地として愛用されていました」(岡田さん)(Smith Woollens BOTANY SW3553、380/410gms、12-13ozs、100% Pure Merino Wool)鳥の目のような白の小さな斑点の中に黒目のような小さい点があることからその名がつけられた。日本では石目織という呼称があり、離れて見ると細かい石目に見えることからつけられた名称であるとされている。凹凸感のある白黒の柄が特徴的。「一般的にはスーツ素材ですが、明るめのブルーだとジャケットとして使いやすいかもしれませんね。同じような柄としてシャークスキンもあります」(岡田さん)(Smith Woollens BOTANY SW3522、380/410gms、12-13ozs、100% Pure Merino Wool)ーおわりー関連記事公開日:2016年12月22日更新日:2020年3月13日教えてくれた人岡田亮二(LOUD GARDEN クリエイティブディレクター)(おかだりょうじ)1996年に「Gieves & Hawkes(キーブス&ホークス)」の日本展開のディレクターに就任。その後「A WORK ROOM(ア ワークルーム)」に。世界最大のメンズウェアの見本市ピッティ・イマジネ・ウオモに自らデザインした作品を出展(4回)。2012年6月9日(ロックの日)に自らの店舗「LOUD GARDEN(ラウドガーデン)」を外苑西通り沿いにオープン。シーズンごとに新作10型ほどデザインしサンプルを制作。ベーシックなスーツからロックなテイストを盛り込んだモデルも多い。クリエイティブディレクターという肩書きに留まらず、デザイナーでありモデリストでもある。 記事に登場した用語 千鳥(実質的にはクモのような感じ)が飛んでいるような格子柄(白×黒の組み合わせが多い)。 詳しい説明 Houndstooth-check 人気の柄であるものの、意外と意味を知られていない柄。 千鳥(ちどり) = チドリ科 … ブロックチェック チェックの一つひとつの形がハウンド・トゥース(犬の牙)に似ているのでこう呼ばれています。日本では、千鳥の飛ぶ姿に似ているので「千鳥格子」と呼はれています。色は「黒・白」または「白・茶」の組合せが基本です。ストール、マフラーに多く見られる柄です。 集めているコレクションでSPONSORED究極の触り心地を目指した銀の石春夏ジャケットの選択肢に「アイリッシュリネン」という贅沢を。特徴と種類、お手入れ方法を解説!スーツやジャケットの部位(ディテール)を写真付きで解説!この部位は何と呼ぶ?オーダースーツ、ジャケットにオススメの生地ブランド9選アートが押した感覚のスイッチ。変わったのは「ビルの谷間から見える景色」。役目を終えたシャンデリアを、もう一度輝かせてあげたいてれふぉんミュージアム 稲谷さんインタビュー葛飾柴又 寅さん記念館 インタビュー怪獣ミュージアム館長 原坂一郎 インタビュー世界の貯金箱博物館 石山さん インタビュー日本玩具博物館 井上館長 インタビューモノへの好奇心をもう一度。カテゴリーブックその他運営情報Copyright by Muuseo.inc 英語でハウンドトース・チェックと呼ばれる千鳥格子柄チェック。マフラーやストールの柄などで特に人気ですが、実は他のアイテムで取り入れるのもとてもオシャレだったりします。パンツルックやスカート、ニットセーターやカーディガン、そしてアウターなど様 ハウンドトゥース(千鳥格子) ハウンドトゥース(犬の牙)ですが、日本ではどちらかというと 千鳥格子というのが一般的な読み名 ですね。 雑誌では結構ハウンドトゥースと言ってる場合が多いですが、スーツ業界では千鳥格子のほうが通じます。 「チェックの種類っていっぱいあるよね。どんな種類があるの?」秋冬になってチェック柄のアイテムを見かけることが多くなってきましたね!街を見渡すだけでも、いろいろなチェックの種類を見つけることができます。でも、チェックの名前って意外と知りませんよね。そこで今回は代表的なチェックの種類をご紹介します。マメ知識としてでも参考にしてもらえれば!!白と何かの色とで構成された小さな格子柄のものです。こちらはよく見かけるチェックですので、ご存知の方も多いかと思います。こちらもマフラーなどでよく見かけるチェック柄ですね♪スコットランドの民族衣装に使用されるチェック柄で、有名なところでは「伊勢丹」の紙袋がありますね!菱形と細い斜めのラインで作られたチェック柄です。スコットランドのアーガイル地方で伝統的に使われてきたチェック柄で、そこからアーガイルチェックと言われているそうな。夏のシャツやショーツでよく見かけるチェック柄ですね♪インドのマドラス地方で作られていた柄で、明るい色をいくつか使い、不規則に交差させる大格子柄です。秋冬らしいチェック柄で、スーツやコートなどによく使われていますね!千鳥柄をモチーフにしており、細かい格子を組み合わせて作られているチェック柄です。スコットランドのアーカートという地の谷間(グレン)で作られていたところからグレンチェックと言われているそうです。チェックの一つ一つが犬の牙(ハウンドトゥース)に似ていることから、このように呼ばれています。日本では千鳥格子と呼ぶほうがしっくりきますね!よーく見るとチェックが千鳥の飛ぶ姿に似ていることから、千鳥格子と呼ばれています。ネルシャツと言えばこの柄を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?格子が正方形のブロックになるように太いラインが交差しているチェック柄ですね。窓枠が並んだようなチェック柄で、英国の伝統的な柄の1つです。シンプルで少しクラシカルな雰囲気がある柄ですね♪名前の通り同系の色相で、色調の異なるラインを縦横で重ねて配置しているチェック柄です。文字で説明するとわかりづらいのですが、シャツでよく使われているチェック柄ですのでなんとなくイメージしていただければ。。。白地に2本の線が交互に入っているだけのシンプルなチェック柄です。タッタソールの由来は、ロンドンの有名な馬市場を創設したリチャード・タッタソールからきているらしいですよ!まだまだチェックの種類はありますが、一度に紹介するには量が多すぎました。。。今回はここまでですが、別の機会に他のチェックの種類をご紹介しますね!ロコンドでも様々なチェック柄のアイテムを取り扱っていますので、よかったら見てみてくださいね♪ All Rights Reserved ハウンド・トゥース・チェック(千鳥格子) チェックの一つひとつの形がハウンド・トゥース(犬の牙)に似ているのでこう呼ばれた。 日本では、千鳥の飛ぶ姿に似ているので千鳥格子と呼はれる。色は「黒・白」または「白・茶」の組合せが基本。 チェックの一つ一つが犬の牙(ハウンドトゥース)に似ていることから、このように呼ばれています。 日本では千鳥格子と呼ぶほうがしっくりきますね! よーく見るとチェックが千鳥の飛ぶ姿に似ていることから、千鳥格子と呼ばれています。 7.